【背中で手を組めない人必見】肩甲骨を前後左右に動かして肩関節本来の可動域を取り戻すストレッチ
![【背中で手を組めない人必見】肩甲骨を前後左右に動かして肩関節本来の可動域を取り戻すストレッチ]( https://images.yogajournal.jp/article/156552/TIxc14O3yxBZ6HnGVxKZY6xpyDqjIKAdBjXs9sWe.jpeg )
![須藤玲子](https://images.yogajournal.jp/writer/ASbMgnznvRty5W189v3b3e3BW77m3OBXgOe8sQtW.jpeg)
ヨガでは背中に手を回したり、合掌したり、背中で手を組むポーズがたくさんありますが、苦手な人もいるのではないでしょうか?今回紹介するのは、背中で手を組めない人、なんとか組めるけど痛みや硬さを感じる人、そんなあなたにおすすめのストレッチです。ポイントは、「肩甲骨」を動かすこと。意識して動かすことで肩まわりの可動域が広がり、血流もよくなります。苦手なポーズがやりやすくなるのはもちろん、肩・首・背中のコリの改善にも効果的なので、さっそく試してみませんか?
背中で手を組めないのはなぜ?
背中に回した手を組むことができないのは、肩関節や肩甲骨まわりの筋肉が硬くなっていることが原因と言われています。肩関節は本来なら自由に動かすことのできる関節です。そして、肩関節の動きをサポートしているのが肩甲骨。特に、前かがみの姿勢でいることが多い人は、巻き肩になりやすく、そのまま肩や背中がガチガチに…。肩甲骨の可動域が狭くなることで肩だけでなく腕の動きも制限され、手を組むどころか、背中に回すことさえ辛くなってしまうのです。
肩甲骨を動かそう!本来の可動域を取り戻すストレッチエクサ
肩甲骨は背中の上部、左右にあり、胴体と腕を繋ぐ骨。肩関節や腕の動きと連動し、本来は、羽のように自由自在に動きます。今回のエクササイズは肩甲骨を意識して動かすことで、周辺の筋肉をほぐし、本来の可動域を取り戻すのが目的です。まずは少しずつ、なれてきたらできるだけ大きく動かしてみましょう。
やり方
1)四つ這いになる。手足の幅は楽な位置でOK
![四つ這いの姿勢](https://images.yogajournal.jp/article/156176/MTobQcD3ecgsGnkW8hut7iGExWwqbjiF7YQyrwWx.jpeg)
2)両手を肩の下よりも前に肩幅より広く置き、指先を立てる(ハンズカップ)。肘は天井方向に引き上げ、肩、肩胛骨は下して余分な力を抜く
![四つ這いの姿勢 ハンズカップ](https://images.yogajournal.jp/article/156185/fGSP5NAKeotyD8Wm3T7rYEmZov6UfxcpSTkWNyOp.jpeg)
3)息を吐き、肩甲骨を寄せながら胸を床に近づける
![四つ這いから肩甲骨を寄せるストレッチ](https://images.yogajournal.jp/article/156198/qnh6yysJVwCEYLQIPicpFBnl8t8D4Q3BCsPLhW9T.jpeg)
4)左右の肩甲骨を前後にスライドさせながら2~3回交互に動かし、肩まわり全体をほぐす
![四つ這いから肩甲骨を前後に動かすストレッチ](https://images.yogajournal.jp/article/156226/enrbyUfQSfSOo9fV4KKokIONXNVRM2XYDRKrCDw0.jpeg)
5)息を吸いながら肩甲骨まわりを緩めて上体を起こす
![肩胛骨まわりを緩めた四つ這いの姿勢](https://images.yogajournal.jp/article/156204/xkTqtPM7CB9FHuEXaXupFQDcZi7KkgcZ3cAZtgZ6.jpeg)
ポイント
意識して動かしたい部分は肩甲骨周辺です。肩や腕から動くのではなく、肩甲骨が動くことで自然に肩や腕が連動してほぐれていく感覚を味わいましょう。
AUTHOR
![須藤玲子](https://images.yogajournal.jp/writer/ASbMgnznvRty5W189v3b3e3BW77m3OBXgOe8sQtW.jpeg)
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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