顔の前で両ひじをつけてまっすぐ上げられる?【肩こりレベルチェック付き】すっきり肩甲骨ほぐし
冬の寒さや長時間のデスクワークで、肩周りがガチガチに硬くなっていませんか? 肩甲骨を動かすほぐしストレッチなら、肩こりが楽になりあっという間に全身ぽかぽか。まずは肩こり度チェックから始めてみましょう。
あなたの肩こりはどのレベル?
まずは自分の肩こりの度合いをチェックしてみましょう!
①脚を揃えてまっすぐ立ち、両手を前に伸ばします。
②指先が天井に向くようひじを上に90度に曲げ、そのまま両ひじをくっつけます。
③ひじをくっつけたまま腕を真上に持ち上げます。
【ひじはどこまで持ち上がりましたか?】
・ひじの位置が唇より上→軽度の肩こり
・ひじの位置があごの高さまで上がらない→重度の肩こり
肩こりはどうして起こる?
猫背による血行不良
肩こりの主な原因は、肩甲骨周辺の筋肉が何らかの要因で血行不良に陥るというメカニズムからくると言われています。その要因とは、普段の私生活からくるものがほとんどです。例えば長時間のデスクワークや、スマートフォン操作の際の猫背姿勢など。本来肩甲骨は背中側の肋骨の上にあり、肋骨の上を滑るように動いています。猫背になると肩甲骨が外側に広がった状態で固まってしまい、周辺の筋肉が血行不良になってしまいます。
姿勢の悪さ
人間の頭の重さは体重の1/10と言われています。(体重が50キロの人の頭の重さは約5キロ)ボーリングの球くらいある頭の重さを首や肩が支えているわけですが、頭を30度前に傾けると首や肩周りの筋肉にかかる負荷は実際の頭の重さの3倍以上、60度傾けると6倍にもなると言われています。
寒さによる身体のこわばり
冬は、寒さで自然と肩周りに力が入りやすく、肩甲骨周辺の筋肉が固まり血行不良に繋がります。さらに寒さで肩をすくめることで肺に酸素がしっかり入らず、呼吸も浅くなります。呼吸が浅いと血液循環が滞り悪循環に繋がってしまいます。
肩こり解消には「肩甲骨」を動かすべし
肩甲骨は可動域が広い関節で、様々な筋肉が関連して動いています。肩甲骨を動かすことで、肩周り周辺だけでなく背中の大きな筋肉である広背筋や胸の筋肉である大胸筋なども動かすことができるので、効率よく血流を良くすることが可能です。
また、肩甲骨周辺には褐色脂肪細胞という細胞が多く集まっています。この細胞を活性させることで脂肪を燃焼する際に生まれる熱を作り出してくれるので、体も効率よく温めることができます。
肩こりがほぐれ身体も温まる「肩甲骨ほぐし」
①楽な姿勢で座り、両手を頭の後ろで組みます。息を吐きながらひじを曲げ手を下ろし、吸いながらひじを伸ばし手を真上に上げます。
②肩甲骨が上下に動くのを感じながら、呼吸に合わせて3〜5回繰り返します。
動画で確認するならコチラからAUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
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