「背中握手」できる?肩回りの筋膜をはがす「呼吸×筋膜リリース」
背中で握手ができない人は肩周りの筋膜がこわばっています。今回はその肩周りの筋膜を呼吸を活用してリリースし、肩関節の可動域を広げる方法をご紹介します。
背中握手は、肩まわりの筋膜をリリースすればできるようになる
みなさんは背中で握手することができますか?背中握手は肩関節の可動域が関係しています。できない人は肩関節の可動域が狭くなっている状態。
肩関節の可動域を広くするには肩周りの筋肉を伸ばせばいいのですが、そのためには筋膜をリリースする必要があります。
筋膜リリースは呼吸をすることが大切!
筋膜リリースとは、筋膜のよじれやねじれを解消し、筋肉の動きの回復を促すこと。
通常のストレッチとは違うのは、一定の方向に伸ばすだけでなく、さまざまな方向にときほぐします。自分の身体の強張っているところを感じ、ゆっくりと呼吸をしながら行いましょう。特に肩周りは、深い呼吸をすることで呼吸筋が動き、筋膜リリースに役立ちます。
筋膜が癒着し、筋肉が動けない状態になっていると血行不良も起こるのですが、筋膜リリースをすると血行も良くなります。呼吸をすることで酸素をたっぷり補給できるので、更なる血行促進にも繋がります。
今日ご紹介する筋膜リリースは、呼吸を深く意識することがポイントです。
肩の可動域が広がる筋膜リリースのやり方
①肩の前、後ろをリリース
1 両手を横に広げ、手のひらを上に向ける
2 息を吸いながら肩甲骨を寄せ合うように両手を開く
3 息を吐きながら背中を丸め、手の甲同士を向かい合わせ肩甲骨を離す
呼吸と共に1〜3を10呼吸分繰り返す
②肩甲骨の下をリリース
1 片手を挙げて肘を曲げ、反対の肩の方に下ろす
2 反対の手で肘を持ち、斜め下に押し、体も同じ方に倒していく
3 伸びている体側に向かって呼吸を入れ、伸びを感じる
キープしながら、呼吸を10回繰り返す
③脇腹をリリース
1 四つん這いになる
2 片方の手のひらを上に向けて前にスライドしていく
3 伸ばした腕に腕と同じ側の耳を乗せる
4 脇腹を床の方に近づけて伸びを深める
脇腹に向かって呼吸を入れるイメージで、呼吸を10回繰り返す
④肩甲骨全体をリリース
1 四つん這いからお尻を踵に下ろすチャイルドポーズになる
2 膝と膝を離し、お腹を脚と脚の間に落とす
3 片方の腕を反対の脇の下を通し、肩とこめかみをマットにつける
肩甲骨に向かって呼吸を入れるイメージで、呼吸を10回繰り返す
動画を見ながらやってみよう!
ちなみにこの背中握手、左右差のある人がほとんどで、多くの方が利き手が下になると繋ぎづらくなります。その理由は、利き手で作業をすることが多いため身体がアンバランスな状態になり、筋膜のよじれが生じてしまっているからです。筋膜は体全身繋がっているので、肩周りの強張りが他の部位へも影響を及ぼすため、しっかりリリースすることが大切です。
AUTHOR
yurina
美容専門学校を卒業後、更にカナダの美容専門学校へ留学。カナダ滞在中にメイクアップアーティストとしても活動。 もともと自身の肌が弱いことと世界旅行が趣味ということもあり、オーガニックコスメに魅了され、帰国後オーガニックコスメのセレクトショップで働きながら化粧品成分、オーガニックコスメについて学ぶ。オーガニックライフを送る中で、自分の生き方とヨガが通ずるものがあると感じ、ヨガインストラクターの資格を取得しにハワイへ。フリーのヨガインストラクターとして現在名古屋・岐阜を中心に活動中。
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