【股関節のつまりを感じている人必見】足首をクロスするだけ!3分の股関節緩めストレッチ
重力に逆らって生活する私たちは、立ったり歩いたりしているだけで股関節に負担をかけています。そんな股関節に詰まり感を感じている方人にぜひやってほしい、「重力を解放する股関節リリースストレッチ」をご紹介します。
股関節にかかる重さは体重の6倍!
日常生活において、歩くときはもちろん、ただ立っているときや座っているときでさえも、股関節にはある程度の重さがかかっています。しかも股関節にかかる負担はさまざまな方向から。それゆえ、他のどの関節よりも酷使されている関節と言えることができます。
股関節にかかる負荷は、歩いているときは体重の3〜4倍、階段の上り下りでは体重の6〜8倍。運動不足などで筋力が低下している場合はもっと大きくなってしまいます。
股関節の疲れ度チェック
股関節に違和感を感じていない人でも、関節内では徐々に疲労が蓄積されていることがあります。以下の項目がひとつでも当てはまる場合は、股関節ケアをおすすめします。
□ガニ股や内股気味である
□左右の肩や腰骨の高さが違う
□股関節を動かす時に違和感がある
□股関節を動かすと音がする
□股関節の可動域が狭くなった
□靴や靴下を履く時にバランスを崩しやすくなった
□脚のむくみやダルさが気になる
□体幹部の筋力が弱い
□体重が急に増えた
□歩く歩幅が小さくなった
※股関節の痛みが強い場合やなかなか治らない場合は、医療機関への受診をおすすめします。
腸腰筋はいつも収縮している
股関節の主な動き6種のうちで日常生活で一番多く使われるのが写真左上の「屈曲する動作」です。屈曲の動作で主に使われるのが大腰筋と腸骨筋。これら2つの筋肉を合わせて腸腰筋と呼びます。
腸腰筋は、股関節の屈曲時に収縮する以外に背骨と骨盤を支える役割もしていて、立っている時や座っている時も常に収縮しています。つまり、腸腰筋は緩まる時間よりも収縮している時間の方が長い筋肉と言えるのです。
腸腰筋が収縮ばかりしていると股関節の安定感は低下し股関節の詰まり感の原因になります。股関節の詰まり感をなくすには、腸腰筋を緩めることがとても重要と言えるのです。
股関節ゆるめストレッチ
※写真では椅子を使用していますが、ベッドなどで行っても構いません。
※一日何回行ってもOK。一日の疲れを取る意味でも夕方や夜に行うことをおすすめします。
①仰向けになりふくらはぎを椅子にのせます。膝裏が椅子に当たるまで奥深く乗せましょう。
②両膝の間を少しあけ、右足首を左足首に乗せ交差します。
③両手を頭の方にまっすぐ伸ばします。(ひじを曲げた方が心地よい場合は、軽く曲げてもOK) リラックスしながら自然な呼吸で90秒間キープします。
④足を組み替えて③と同様に行います。
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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