【寒い日に】縮こまった上半身をほぐしてこりを解消&体の中からポカポカに!簡単タオルストレッチ
寒い日が続いて無意識のうちに縮こまった姿勢になってしまっていませんか?体が縮こまると血流が滞り、外の寒さに加えて体が冷え、こり固まる原因となってしまいます。タオルを使った簡単ストレッチで、上半身の縮こまった部分をほぐし、体の中からポカポカにしていきましょう
寒い時に硬くなりやすい場所
寒いと肩をすくめ、脇の下をとじて背中を丸めることがありますが、この姿勢がつづくと上半身にある次の筋肉が硬くなりがちです。
大胸筋/小胸筋
背中が丸くなると反対側にあるこれらの筋肉が縮み、バストの形が崩れたり、肩がこりやすくなったりします。上半身の中で大きな筋肉なので、ほぐしすことで体内の熱量をより多く生み出しやすくなります。
前鋸筋(ぜんきょきん)
肩甲骨と肋骨をつないでいる、のこぎりの歯のような形をした筋肉で、脇の下付近にあります。肩を下げる働きがあるため、肩をすくめている(肩があがっている)状態がつづくと、その働きが弱くなり、肩まわりの緊張状態がつづき、こりやすくなってしまいます。
僧帽筋(そうぼうきん)
首から両肩、首から背中にかけてを覆う筋肉。肩甲骨の動きや、姿勢の維持に関わり、肩こりの原因となりやすい筋肉のひとつです。
寒いと体を動かすのが面倒に感じてしまいますが、硬くなった筋肉をほぐして血流を改善させると、体がポカポカと温まり、代謝もアップしていきます。また、体の緊張を取り除くことは心のリラックスにもつながります。タオルを使って手軽にできるストレッチから始めてみませんか?
簡単タオルストレッチのやり方
立つ、椅子または床に座る、どちらでもOKです。
① タオルの両端をつかんで腕を正面に伸ばす。手は肩幅かそれよりも少し広い程度に。
② 息を吐きながら、両腕を伸ばしたまま背中を丸めていく。両腕は床と並行の高さを保ち、背中上部の広がりを意識して3呼吸キープ。
③ 次の吸う息で両腕を上げていき、頭上で両手をにぎる(タオルを持ったまま)。
④ 吐きながら肘をまげて握りこぶしを後頭部の方へ下げる。この時に肘を少し横に開いて胸を開く。ここで3呼吸キープ。
※注意
腰を反らせて胸を引き上げないように気をつけましょう。握りこぶしを後ろに下げ、肘を横に開く動きで胸を開くようにします。
⑤ 吸う息で両腕を頭上に伸ばし、タオルを持った手を肩幅に開き、吐きながら両腕をおろして背中を丸める(①の動き)。
⑥ ①から③の動きを1セットとし、3セット繰り返す。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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