【ただ伸ばすだけ】片脚30秒でみるみる太もも痩せ!体が硬い人でもできる「シンプル前もも伸ばし」
寒くなると特に気になる下半身のむくみや冷え。もしかしたら、脚の付け根にある「鼠蹊リンパ節」の流れが悪くなっているのかもしれません。リンパは筋肉を動かすことで流れが良くなります。脚の付け根の筋肉を伸ばすストレッチでリンパを流し、むくみと冷えを改善していきましょう。
鼠蹊部の位置と役割
脚の付け根のややくぼんだ線よりも上にある、三角状の部分を「鼠蹊部(そけいぶ)」と言います。体幹と脚にある血管やリンパ管の通り道であり、下半身に栄養や酸素を行き渡らせたり、老廃物を回収するための大切な役割を果たしています。鼠蹊部にはリンパ節があるので、そこを流すことで「むくみ」や「冷え」の改善にもなります。
リンパとは
下のイラストのように、リンパ節は鼠蹊部のほか脇の下や、耳の下、あごの下などにあり、約600〜800個ほどあると言われています。リンパ節は、リンパ管の中を流れてきた老廃物や異物、病原体をとらえて処理するのが仕事。血液を流すための心臓のような大きな「ポンプ機能」がリンパにはないため、筋肉を動かしてリンパの流れが良くする必要があります。
鼠蹊部のリンパ節を伸ばすとこんなイイことが!
・リンパの流れや血液の循環が良くなる
・不要な水分や老廃物が排出される
・冷えやむくみが改善する
・姿勢が改善する
前ももを伸ばすだけOKのリンパケア
前ももを伸ばすヨガ(割座のポーズ)をご紹介します。前ももを伸ばすことで脚の付け根の鼠蹊部も自然に伸び、鼠蹊部のリンパケアになります。
①折りたたんだブランケットの上に座ります。(前ももが硬い人は腰が反りやすいので、腰の負担を減らすためにブランケットを敷きます)左脚を曲げ足の甲を床につけます。右脚はひざを立てます。
②可能な人は両ひじを床につき、そのまま30秒キープしましょう。前ももが伸びにくい人はそのままで大丈夫です。反対側も同じように行ないます。
③可能な人は両脚一緒に行なっていきましょう。
ポイント
・腰が反らないように気をつけましょう。立てている足の裏で床を押しながら、腰を床に下ろしていきましょう。
・ひざは無理に床につけなくて大丈夫です。鼠蹊部から前ももが伸びているのを感じてください。
・ひじを床に下ろした状態のキープで首が痛い場合は、上体を起こして行なってください。
動画で確認をしたい人はコチラ
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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