理学療法士が教える【パツパツ太ももの本当の原因は反り腰?!】太もも痩せが叶う「反り腰改善エクサ」
太ももの前側がパンパンで「スリムになりたい!」と頑張ってトレーニングしているのに、なかなか効果が出ないとお悩みの人。普段の姿勢が「反り腰」になっていませんか? まずは姿勢を整えないとそのパンパン前ももから卒業できないかもしれません。努力を無駄にしない反り腰改善法をお伝えします。
反り腰とは
そもそも腰は軽く反っているものですが、そのカーブ(腰椎前弯)が本来より大きすぎている状態を反り腰と言います。このカーブは大きすぎても小さすぎても腰や身体のバランスに影響を与えやすく、意識することが必要です。
反り腰で前ももが張るのはなぜ?
腰のカーブが大きく反り腰になると、骨盤が前傾しやすくなります。骨盤が前傾するともも裏がうまく使えず、常に前ももで支えている状態となってしまいます。さらに反り腰になると、重心も前に移動するため常に前ももに力が入っている状態になります。
反り腰解消の3ポイント
1.骨盤を後傾させる
床に仰向けになり骨盤を胸の方に傾けて、骨盤を後傾させてみましょう。反り腰の人はこの動作ができない場合があります。
2.肋骨と骨盤のラインを一直線に保つ
まっすぐ立ったとき、肋骨の一番下と骨盤の前の出っ張りが同じライン上にあるのが正しい姿勢。反り腰の場合は、肋骨が骨盤より前に出てしまっている可能性が高いです。
3.重心を後ろに下げる
まっすぐ立ったとき、重心はどこにありますか? 反り腰の人はつま先に重心が乗っているかもしれません。くるぶしの上に乗せるようなイメージで立つと、歩く際に腰が反りにくく前ももの力みも抜けやすくなります。
反り腰&前もも張り解消「ブリッジエクササイズ」
⒈膝を立てて仰向けになり、骨盤を胸の方に傾けます。(骨盤後傾)
2.背骨を下側から1つずつ床から離すようにお尻を上げていきます。
3.肋骨と骨盤が同一線上になった位置でキープ。※ブラジャーのホックを床につけるイメージで、肋骨が開きすぎないように注意してください。
さらに動画で確認したい方はこちら
AUTHOR
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く