【冬こそツボ押し】疲れに効く!気になる足の冷えやむくみにもソッコーで効くツボを刺激してみよう
ツボ押しは即効性があり、自分で押すだけで簡単にできる外治法ともいわれています。今回は冬におすすめしたいツボをご紹介します。
ツボとは
よく耳にするけれど、具体的にはよくわかっていない方も多い「ツボ」。
ツボはWHO(世界保健機関)でも認められているもので、全身の片側には361あると定められています。
身体には「経絡」という気血が流れる道があり、縦に流れる主要な道が片側に12本あります。
この経絡という通路の上に臓腑と繋がる反応点があり、それがツボ「経穴」と呼ばれます(経穴に属さずに分類されているツボもあります)。
このうち、疲労や足の冷えやむくみは、寒さに弱い「腎経」「膀胱経」の経絡が関係していることが考えられます。
腎の経絡
足裏にある「湧泉」というツボからはじまり、内くるぶしをひとまわりして足の内側、膝の内側を上行し、内ももの裏側を通り、恥骨を通り、鎖骨の根元の下近く「兪府」(ゆふ)というツボ」までをいいます。
膀胱の経絡
目頭にある「清明」というツボからはじまり、額から頭部、後頭部の付け根で2本に分かれます。1本は内側、1本は外側を背骨を挟むように片側2本となり、背中を下り、ひざ裏「委中」で1本に合流し、ふくらはぎを下り、外くるぶしを通り小指の「至陰」(しいん)というツボまでをいいます。
外くるぶし、内くるぶしは両手のこぶしを使ってマッサージ
腎経、膀胱経のどちらの経絡も「くるぶし」を通ります。ですから、内と外のくるぶしを同時にほぐせば効率よく足の血流が良くなり、全身を巡らせて温めることができます。
内くるぶしにある腎経のツボ「太渓」(たいけい)
場所:内くるぶし後ろアキレス腱の間にある凹み
ツボの特徴:腎の原穴(重要なツボ)婦人科系、冷え性、泌尿系、生殖系の不調改善の効果が期待できる
外くるぶし付近にあるツボ「崑崙」(こんろん)
場所:外くるぶし後ろアキレス腱の間にあるくぼみ
ツボの特徴:中国に崑崙山という名山が外くるぶしに例えられ運動に関わる重要な所と示される
(やり方)
1)両手でこぶしをつくる
2)両手のこぶしで内と外のくるぶしを挟み周囲をほぐし、後ろ側は念入りに
ポイント:靴下の上からでも素足でもどちらでもOK
背中の経絡のツボはゆらゆらほぐしで
膀胱経のツボは左右合わせて134穴あります。背骨を挟み左右4本通り経絡の中でも最も長く「多気多血」の経絡です。膀胱経の背面にあるツボには、肺兪、心兪、肝兪、胆兪、牌兪、胃兪、三焦兪、腎兪、大腸兪、小腸兪、膀胱兪、(兪、ゆ)五臓六腑と繋がるツボがあります。背中は疲労やストレスが溜まりやすいです。背中をほぐして気血が流れやすく疲労を緩和し巡らせましょう。
(やり方)
1)仰向けになり両膝を抱える
2)ゆっくりと左右に横に揺れる
3)適度な勢いをつけて縦に揺れ背中を全体に刺激しほぐす
AUTHOR
竹内結子
ヨガインストラクター 。ホットヨガやスポーツクラブでヨガを体験し、もっと学びを深めたいとの思いから様々な流派のヨガメソッドを経験、さらには指導者資格を取得するに至る。ヨガへの学びを深める中で中医学と出会い、中医学関連の資格も取得。見えない心や感情、身体への理解を求めて東洋、西洋の視点で勉強中。RYT200、ケン・ハラクマのアシュタンガヨガプライマリーシリーズTT、シニアヨガ、中医養生ヨガ®初級中級、中医学女性の体とマタニティ、四季養生ヨガ、JOPHEE中医学骨盤モジュールTT修了。
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