「心配なことが多くてなんとなく眠れない」そんな時に試してみて。深い眠りへと導く【入眠呼吸法】
ベッドに入ってからも考えが次から次へ浮かび、頭の中が落ち着かない…。そんな時は眠りたいのになかなか寝付けず、眠りに入っても浅くなりがちです。
交感神経と副交感神経
心配ことがあったり大切な日の前夜は、こんな気持ちのまま布団に入っていませんか?
● 心配ごとがある
● イライラすることがあった
● 近々大事な予定がある
● 失敗したことなど後悔している
こんな時は心も身体も過緊張になりがちです。過緊張の状態になると自律神経の乱れを起こしているのかもしれません。
自律神経には交感神経と副交感神経との相反する二つの神経があります。交感神経とは興奮している時や怒りが湧いている時に優位な神経。反対に副交感神経神経はリラックスしている時や眠りにつく時に優位になる神経です。心身ともに過緊張な状態の時は交感神経が優位になり、そうなることで入眠しづらくなっています。
とは言っても、簡単にはリラックスできない…
だからと言って、頭の中を空っぽにするのは難しいもの。無理に考えごとをやめようとすると、かえって眠れなくなることもあるので、そんな時は呼吸法を取り入れるのがおすすめです。
息を吸うと交感神経が、息を吐くと副交感神経が刺激されます。ですので、リラックスしたい、スムーズに入眠したい、自律神経の乱れを整えたい時は呼吸に意識を向け頭の中を考えごとから解放しましょう。
深い眠りへと導く呼吸法
今回ご紹介する呼吸法は、呼吸の長さを頭の中で数えながら同じ長さにすることで、考えごとから頭を切り離す効果もあります。呼吸を続けるうちに深い呼吸へと導き、深い眠りへも導いてくれます。
1)布団に仰向けになり、身体を左右に揺らして、安定する場所を見つけます
2)手のひらをお腹に乗せて、今の呼吸の長さや早さを手のひらで感じていきます
3)身体が落ち着いてきたら、無理のない長さで4カウント数えながら息を吸います。4カウント数えながら息を吐きます。呼吸を数えることに意識を向けていきます
4)カウントは続けたまま、吸う息でお腹が手のひらを持ち上げて、吐く息で手のひらがお腹に沈んでいく感覚を味わいます
5)苦しいと感じたら一度自然な呼吸に戻して、もう一度スタートしてみましょう
6)ゆったりとした気持ちで何呼吸か繰り返し、自然な呼吸に戻していきます
▼ 動きを動画で確認したい方はこちらから ▼
AUTHOR
mai
『ヨガ×好きなこと=笑って過ごす』をモットーに、誰かの好きなことに目を向けて、ヨガに触れる機会を広めています。ヨガとの出会いは介護福祉士として働き、家事も子育ても手を抜く事が出来ず体調を崩した時期。ヨガを続けることによって心身が安定することを体感し、生きづらさを感じているかたへヨガの魅力を伝えたいという思いで、インストラクターの道へ。ココロとカラダをゆるりとほどく柔らかいヨガで、日常を心地良くするお手伝いをしています。
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