月曜朝、スッキリ起きれるかどうかで平日の調子が決まる?睡眠コーチが教える「週末の過ごし方」の正解

 月曜朝、スッキリ起きれるかどうかで平日の調子が決まる?睡眠コーチが教える「週末の過ごし方」の正解
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週末は家族や仲間と楽しい時間を過ごしたり、趣味に没頭したりと寝る時間が遅くなりがちです。そうすると、自然と起きる時間も遅くなってしまいます。週末、ゆっくり過ごしたはずなのに月曜日の朝が不調だと感じること、ありませんか? 「月曜日の朝が不調だと本来のパフォーマンスを回復するのに金曜日までかかります」と忠告してくれているのは、累計6万5000 人の睡眠改善をサポートしてきた「上級睡眠健康指導士」角谷リョウさんです。角谷さんの著書『働くあなたの快眠地図』(フォレスト出版)を元に週末の睡眠方法について教えていただきました。

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誰もが体験したことがあるブルーマンデーとは?

「あっという間に週末が終わったな」
「会社に行きたくない」
「また月曜日がはじまるのか……」

など、日曜日の夜はテンションが下がり、月曜日の朝を迎えると自然とため息が出てしまう…そんな思いを経験したことはありませんか? 
このように月曜日の朝に不調をきたすことを「ブルーマンデー」といいます。「月曜日は誰にとっても憂鬱なものだから仕方ないものだ」「ブルーマンデーは避けられない」と思いがちですが、ブルーマンデーになるかどうかは月曜朝スッキリ起きれるかどうかによって変わってくるようです。

日本睡眠学会の報告によると、休日に平日より朝2時間以上遅く起きた人は、休日に平日通り起きた人に比べて、月曜と火曜の疲労度がかなり増し、金曜日にようやく完全に同じレベルに回復する、というのです。

この報告からは、月曜の朝が「ブルーマンデー」になるか否かでその週のパフォーマンスが変わること、そして、ブルーマンデーになるかどうかは睡眠が大きく影響していることがわかります。しかし「週末はついつい夜更かししたりダラダラしてしまう…」そんなあなたに朗報!睡眠コーチの角谷さんによると、週末に夜更かしをしても月曜日の朝にスッキリ起きられる「実践的で成功率の高いコツ」があるのです。

日曜日の朝、起きる時間がカギ

では角谷さんにそのコツを詳しく伺ってみましょう。

「平日はしっかり働き、週末になると私たちはどうしても夜更かししたくなるものです。金曜日と土曜日の夜は自分の時間を楽しんでください。そして、寝坊しても構いません。存分にやりたいことをしておいてください。ただし、日曜日の朝は月曜日に起きるべき時間に起きてください。かなり眠いかとは思いますが、日曜日の朝から平日と同じサイクルで活動することがカギです。そして、日曜日の夜は暴飲暴食はせずにゆっくりお風呂に入り、翌日の準備をした状態で布団に入ってください。きっと強い眠気が襲い、ぐっすり眠ることができるでしょう」(角谷さん)

月曜日を制すには日曜朝から準備を!

たしかに角谷さんが仰る通り、「日曜日の朝」から「月曜日の朝」を体感することで、事前にコンディションを作り、気持ちを整えることができそうです。また、この習慣は長期休暇や海外旅行にも応用可能なのだとか。

ビジネスパーソンにとって天敵でもある「月曜日の朝」。週末にリセットすれば、ブルーマンデーを回避し、ウィークデーも前向きに過ごすことができそうですね。

プロフィール:角谷リョウさん

スリープコーチ/LIFREE 株式会社共同創業者
NTTドコモ、サイバーエージェント、損保ジャパンなどの大手企業をはじめ、計120社、累計6万5000人の睡眠改善をサポートしてきた上級睡眠健康指導士。日本サウナ学会学会員。著書『エグゼクティブを見せられる体にするトレーナーは密室で何を教えているのか』(ダイヤモンド社刊)、『鍛えていないと稼げません──身体づくりで生産性をあげよう』(WAVE出版)。最新著書は『働くあなたの快眠地図』(フォレスト出版)。

働くあなたの快眠地図
『働くあなたの快眠地図』角谷リョウ・著(フォレスト出版)

 

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Text by Nana Yasuda

AUTHOR

ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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