【なかなか眠れない人に】質のよい睡眠は“背中”がカギ!寝る前30秒でOK「背中ストレッチ」
寝つきが悪い、深夜に目が覚めてしまう、眠りが浅いなど、睡眠に関する悩みを抱えている人は多いと思います。睡眠に関するお悩みは、自律神経のバランスが乱れていることが原因かもしれません。寝る前の30秒でぐっすり眠れるようになる、背中ストレッチヨガをぜひお試しください。
不眠の一因となる「自律神経の乱れ」
ぐっすり眠るには、心身を休息させ疲労回復を担うリラックスの神経である「副交感神経」を優位にさせることが大切です。しかし、心配ごとやストレス、さまざまな環境から引き起こされる心理的な変化があったり、寝る直前までスマホやネットサーフィン、ゲームなどをしていたりすることで、活動時に働く神経である「交感神経」が優位に働いてしまいます。それが原因で自律神経が乱れ、不眠を引き起こします。
不眠が及ぼす悪影響
できるものなら朝はスッキリ起きて、1日を気持ちよくスタートさせたいですよね。しかし眠りが浅かったり、寝つきが悪いなどの不眠が続くと、以下のような悪影響が心身に現れることがあります。
・心身の疲れが取れない
・朝から体が重だるい
・やる気が起きない
・集中力が低下し作業効率も悪くなる
・些細なことでイライラしやすくなる
・人間関係のトラブルに繋がることも
・肌荒れ
・太りやすくなる
不眠解消と体温には深い関係が
体温と睡眠には深い関係があることを知っていますか? 活動する日中は体温は高く保たれていて、眠りにつく時間には深部の体温が下がり、体と脳を休息させるという仕組みになっています。スムーズな入眠には、一度体の体温をあげて睡眠に向けて体の深部の体温を下げていくのがベスト。そこでおすすめなのが①睡眠時間の1〜2時間前に40度程度のぬるめのお風呂にゆっくり浸かること②ヨガで体の循環をよくして体温を上げること、となります。
さらに睡眠の質を高めるためには、活動モードを司る交感神経を鎮め、リラックスを深める副交感神経を優位にすることが大切。ヨガの呼吸法の一つである腹式呼吸は、長く息を吐くことができるので副交感神経を優位に導いてくれます。
寝る前の30秒でぐっすり!眠りを誘う「背中ストレッチヨガ」
紹介する背中ヨガは、腹式呼吸で安眠へと導く副交感神経を優位にし、内臓を刺激して血液循環をよくするもの。さらに自律神経の通り道である背骨を動かすことで、背中の緊張がゆるみリラックスも深まります。
①楽な姿勢で床に座り、息を吐きながら背骨を丸め、吸いながら背骨を後ろにしならせます。
②呼吸に合わせて3〜5回繰り返しましょう。
動画でも確認できます
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
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