冷えと寝つきを改善する「ゆらゆら股関節&お尻ほぐし」【寝る前3分】

 冷えと寝つきを改善する「ゆらゆら股関節&お尻ほぐし」【寝る前3分】
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伊藤香奈
伊藤香奈
2022-11-02

寒い季節は、足先が冷えて寝つきが悪くなるということはありませんか?寝る前に寒さで冷えたところを温めたいなら、冷たさを感じるところよりちょっと上の部分に刺激を与えるのがコツ。少し体を動かすだけで、体内のめぐりが改善し、寝つきを良くすることができるかもしれません。

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寒い季節は寝つきが悪くなる?

寒さに向かう秋から冬にかけては、夏に比べて寝つきが悪くなった・・と感じる人は少なくないようです。その原因はいくつか考えられますが、特に女性に多いのは「足先が冷えて寝付けない」という状態。

足先が冷えて眠れない原因は、寝る前の体温調整が上手にできないことが考えられます。それは、寝る前の体温調整が寝つきや眠りの質に関係しているという気づきにもつながります。
特に「寒い」という体感は生命維持の観点からみると危険な状態。そのため、自律神経の中でも交感神経というアクセルの神経が優位になってしまう傾向があるようです。体を温める+リラックスして自律神経を整えることで寒い季節の寝つきを改善していきましょう。

寝る前に!めぐりが良くなりリラックスできるヨガ

眠りの質をよくするには、寝る前の体の冷えを解消しつつも、リラックスすることが大切。寒いからといって激しい腹筋や熱いお湯につかるなどは、一時的に体が温まる可能性はありますが、自律神経がリラックスできません。体温も自律神経も整えられる、ゆるヨガを取り入れてみましょう。血管が細くなっている足先よりも、太い血管が集まっている股関節やお尻周り、内ももにアプローチしていくと効果的です。ここでは寝ながら一連の流れでできる3つの動きをご紹介します。

内ももほぐし
1.仰向けに寝て、右脚の足の裏を天井に向け、膝を脇に近づけるように曲げる
2.右手で右足首、または足裏をつかみ、膝を脇に近づけるように引っ張って、内もものストレッチ(揺れた方が心地よければ体を少し揺らす)

股関節ほぐし
3.次に左膝を立てて、左太ももに右足の外くるぶしを乗せ、膝を外に開く
4.外に開いた右膝を右手で数回押して、股関節にスペースを作るように揺らす

お尻ストレッチ
5.股関節ほぐしと同じ姿勢で、両足を持ち上げて左太ももの裏側を両手でつかむ
6.お尻のストレッチを感じながら、揺れたかったらゆらゆらと体を揺らしリラックスする

詳しくは下の動画をチェックしてみてください

寒い時期に、逆に眠たすぎて寝すぎてしまう・・という方は、逆に季節性のうつの可能性も。こちらの記事を参考にご自身の体調をととのえてみてくださいね:寒くなると憂鬱に…「冬季うつ」の症状と5つの対処法

 

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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冷えと寝つきを改善する「ゆらゆら股関節&お尻ほぐし」【寝る前3分】