【意識するだけ】肩こり解消には〇〇と〇〇の距離を離すことが大切?!座ってできる「肩こり改善ヨガ」
ヨガのクラスを終えた直後は体がほぐれ肩周りもスッキリするのに、数日経つとすぐまた肩こりが復活……(泣)。そんなときは、日頃の生活であることを意識してみると楽になるかもしれません。
そもそも、なぜ肩はこるの?
女性の不調第1位をキープし続けている「肩こり」。「仕方ない」「我慢している」という人も多いのではないでしょうか。
ではそもそも、なぜ肩がこっていると感じるのでしょうか? それは私たちが二足歩行をしていることから始まっているともいわれています。
私たち人間は、全身を支える足裏から一番離れたところに、ボーリングの球と同じくらいの重量(成人の場合4~6kg)の頭があります。それをまず首で支え、その次に肩、背中で支えながらバランスを保っています。ボーリングの球も、投げる前に両手で支えているときはそんなに重さを感じなくても、いざ投げるきに片手を離すと急にその重さを感じるものです。頭と体の関係も同じで、バランスが崩れたとき肩には大きな負担がかかり緊張が続いています。また、その崩れたバランスを保つために肩の筋肉が活躍し、それが元で血流の流れが悪くなったり、こりや痛みを感じることになる、というわけです。
耳と肩の距離に気を付けてみましょう
頭と体のバランスが崩れているかどうかを知る手段として、耳と肩の距離をチェックしてみてください。
バランスが取れた理想の姿勢
・首の骨(頸椎:けいつい)が緩やかなカーブを保っている。
・肩が内側に入りすぎていない。
・横から見ると、耳と肩のラインが直線でつながっている。
・耳と肩の距離がしっかり離れている。
スマホやパソコンの操作などで同じ姿勢でい続けていると、頭が徐々に前へ出て、頸椎の緩やかなカーブを保てず、頚椎が真っすぐな状態になってしまうことがありまを。これを「ストレートネック」と呼びます。さらに、両腕が前に出ていると巻き肩にもなりやすく、耳と肩の距離も近くなっています。
耳と肩の距離を意識したヨガの基本姿勢
ヨガの動きする際も「耳と肩の距離」を意識するだけで、肩周りの動きが大きく変わります。側屈や胸の広がりも感じやすく、より心地よくなってくるでしょう。
【NG例】肩が内側に入っています。
【OK例】肩甲骨が下がり、耳と肩の距離が離れています。
肩こり改善ヨガにチャレンジ
1、両手を肩におきます。
2、肩を後ろに回し、耳と肩の距離を離します。
3、ひじとひじをできるだけ近づけ、呼吸に合わせて腕を回していきましょう。
4、余裕があったら、片方の手をお尻の横におろして側屈します。
【写真左】がNG例、【写真右】が理想的なポーズです。このように耳と肩の距離を意識して離し、身体を心地よく広げていきましょう。
「肩こり」対策は肩だけをケアしがちですが、身体もすべて繋がっています。耳から首、そして肩にかけて、まとめてケアするとさらに効果を感じられますよ。
詳しい動画はこちらからご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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