【セルフ筋膜はがし】ひどい肩こりの人必見!肩甲骨を上手に動かす、道具いらずのかんたんエクササイズ

 【セルフ筋膜はがし】ひどい肩こりの人必見!肩甲骨を上手に動かす、道具いらずのかんたんエクササイズ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2022-08-21

ひどい肩こりに悩まされている方や、肩こりが原因で首こりや頭痛まで引き起こしている肩こりさん必見!肩こりをほぐすための肩甲骨ストレッチをご紹介します。

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肩こりの原因は肩甲骨から

現代病とも日本人特有ともいわれる多くの人が悩む肩こり。厚生労働省の国民生活基礎調査(2019年)によると、女性のお悩み第1位は、肩こりなのだそう(第2位は腰痛)。肩こりは、胸からくる場合、首や頭からくる場合、腰からくる場合など様々ですが、「肩甲骨」の動きが悪いことが根本的な原因であることが多いようです。まずは肩甲骨を動かして結構の悪さや筋肉のこわばりをほぐしていきましょう。

肩こりを放置すると何が起こる?!

多くの人が肩こりに悩まされていますが、多いということはそれだけ対処している人が少ないといえるかもしれません。肩こりは大きな病気でもないし、お金をかけて何かするほどでもない、生活にも大きな支障はないし…とあなたも何も対処していないのではないでしょうか。実は肩こりを放置すると様々な不調を招く可能性があるのです。

肩こりを放置すると考えられる負のスパイラル

・年齢を重ねたときに四十肩・五十肩になりやすくなる

・頭痛やめまいなど、生活に支障をきたす症状を引き起こす可能性がある

・神経の圧迫が起こり、しびれなどの重症化の可能性がある

・血流が悪くなり、冷えにつながる

・筋肉が硬くなることで血流が悪化し、疲労が蓄積しやすくなるため、さらに肩こりがひどくなる

上記にあげた症状は、1つ1つが個別に起こるのではなく、連鎖して起こる可能性もあります。四十肩や五十肩により肩が動かしづらくなり、筋肉が運動不足になることで血行不良が悪化する。それにより頭痛やめまいにつながったり、冷えにつながったり・・・。運動不足になると疲労物質もたまりやすくなるため、さらに全身のだるさや、肩こりの悪化につながるなど、負のスパイラルが何重にも重なって全身の不調を引き起こすかもしれないのです。

1分のエクササイズで肩回りを動かそう!

肩こりを解消する1番手っ取り早い方法は、肩甲骨を動かすことです。肩を回したり肩をもむだけでも効果がありますが、今回は肩甲骨を動かすことにフォーカスしたエクササイズをご紹介します。

肩甲骨を動かすエクササイズ①【上下に動かす】

1.正座になり両手の平を横に向けて、体の斜め前につく

2.肩によりかかるように体重をかけて、ガクンと首を落とす

3.手のひらで床を押して肩甲骨を天井方向に持ち上げる

2-3を交互に繰り返す

肩甲骨を動かすエクササイズ②【まわす】

1.①と同じ姿勢で肩を前から後ろに回す

2.逆回しも行う

前まわし、後ろ回しを5周ずつを目安に行う。肩甲骨が固まっていると、なかなか回す感覚をつかみづらいので、根気よく継続して行いましょう。

肩甲骨を動かすエクササイズ②【広げる】

1.①と同じ姿勢から手のひらをもう一枚分外に開く

2.右肩を床に近づけ、目線は左側を見る

3.次は左肩を床に近づけ、目線は右側を見る

2-3を交互に繰り返す

動画で確認してみる

 

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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