【座ったままでOK!肩こり・猫背改善】反対側を動かすだけ!相反抑制を用いた「肩甲骨のストレッチ」
いつも肩こりに悩まされている…猫背からの首コリもキツイ…姿勢を正すのも、それを保持するのも筋肉なのです。筋肉をいくら揉んでほぐしてもその場だけの効果になりがち…柔らかくて、でも姿勢を保持する強さのある筋肉を手に入れていきましょう!!
肩こりが酷くて痛みが出る。頭痛がする、めまいや吐き気まで……重くなればなるほど辛いですよね。肩こりは、不良姿勢や、運動不足、仕事などの動作の偏りなど日常生活の習慣が原因となる場合がほとんどです。肩には腕の重さだけでなく、頭の重さ(6.7キロ)がぶらさがったり乗っかていますよね。
それを支えてくれているのは筋肉です。肩こりは筋肉のこわばり等で起こりますが、その筋肉へのアプローチを継続していけることが毎日の快適を作りだします。マッサーはもちろん気持ちいいですし、肩こりや猫背の改善に一時的には繋がりますが毎日マッサージに行けないことのほうが多いですよね。肩こりや猫背には姿勢の改善が必要。筋肉の状態を良くしていくことが姿勢の改善に繋がっていきます! ではどんなアプローチが必要か簡単にイメージしてみましょう。
◇猫背・肩こりに関わる筋肉は?
・僧帽筋
・菱形筋
・肩甲挙筋
・頭半棘筋
・頭・頚板状筋
・棘上筋
などなど…。筋肉の名前や写真を見ると、あぁなんか難しそう!ってなりますよね。難しく考えずに、肩こりになりそうな姿勢や猫背を思い出してみてください。肩こりになりそうな状態は肩が上がってませんか?
猫背は、背中が丸まり、胸は閉じて肩が前に入る感じですよね。
要は、その反対の動きをする筋肉をちゃんと動かすと改善に繋がっていきます。なぜ反対の動きをする筋肉を動かすと改善につながるのかというと、筋肉には相反神経抑制という作用があるからです。
◇相反神経抑制とは?
主働筋(動かしたい筋肉)が機能するとき、拮抗筋(その反対側の作用をする筋肉)が抑制される。相反神経抑制とは、相反する筋肉を抑制するということです。簡単な言葉で例えると……
肘の場合は、肘関節を曲げる時には力こぶの筋肉(上腕二頭筋など)が力を発揮します。その時は、肘を伸ばす筋肉(上腕三頭筋 等)は力を発揮しないように指令が出されます。筋肉を使えば、相反する筋肉は緩む!(弛緩)というわけです。ですから「肩が上がる→肩を下げる、背中が丸まる→胸を開く」をすればいいのです!
もう少し詳しく言うと
肩甲骨を下げる(下制)
肩甲骨を寄せる(内転)
の筋肉をちゃんと使えるようになる! そして、少し欲を言えば、肩甲骨を下制や内転させるだけでなく、肩甲骨の全ての動きをスムーズにすることによって、身体を支えることも、凝り固まるなどの緊張を取ることも、血流を上げることも、代謝を上げる(褐色脂肪細胞により)こともできるのです。ではどんな風に肩甲骨を動かしていけばいいのか。動画を見ながら練習してみましょう! 最初は動きづらいかもしれませんが、『コレできるかな?』のゲーム感覚で試してみてくださいね。
肩こりや猫背の改善は背骨や肩甲骨周りの状態を良くすること。肩甲骨の動きは、背骨(胸椎)の柔軟性の要となります!! 同じ姿勢が続きそうになったら伸びをするなど少し動く習慣と温めて血行促進やリラックスする時間も大切にしていきたいですね。
AUTHOR
宮城由香
幼少の頃から様々なスポーツを行い、ダンサーとして活動していく中でパフォーマンスを上げる為にヨガやピラティスを始め2007年ヨガインストラクター認定コースを修了しヨガインストラクターとしての活動を開始。 妊娠出産を経て、全米ヨガアライアンスRYT200修了。 YMCメディカルトレーナーズスクールのテキストアーサナモデルを務める。 ヨガ雑誌のアーサナモデルや、オーガニックライフTOKYO・Yogafest横浜・YOGA JAPAN等、様々な大型ヨガイベントに出演。 2019年4月渋谷区恵比寿に 『 studioGOD 』をオープン。 2021年 Manduka アンバサダー就任 アナトミー的なアーサナ指導で丁寧に身体と向き合い 基本を大切にしながらチャレンジしていく、自分の力を育てていくレッスンが人気。
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