【侮るなかれ!ラジオ体操の驚くべき効果】これだけでOK!理学療法士が「ラジオ体操から3つを厳選」

 【侮るなかれ!ラジオ体操の驚くべき効果】これだけでOK!理学療法士が「ラジオ体操から3つを厳選」
photo by Yuki Horikawa
堀川ゆき
堀川ゆき
2022-08-12
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ラジオ体操の中から3つを厳選

ラジオ体操は第一から第三まであり、それぞれ約3分間の体操です。さて、ラジオ体操第一は全部でいくつの体操があると思いますか?答えは13個です。たったの3分間、そして13個。されど3分間、13個。「う〜ん、長い。多い。」と感じてしまう人へ、ラジオ体操第一からたった3つの体操だけを、私の独断と偏見で厳選しました。
健康のために大切なのは、身体の基軸である背骨をまず動かすことだと考えています。その考えのもと選びました。では、背骨を動かすとなぜ健康のためになるのでしょうか?

脊柱を動かすメリットとは

背骨は、頚椎(首の骨)が7個、胸椎(胸の骨)が12個、腰椎(腰の骨)が5個、合計24個の椎骨が積み重なり、Sの字のようなカーブを形成しています。

背骨
イラストAC

この背骨の S 字カーブには、2つの機能が備わっています。

1.身体を支える(支持性)
2.伸び縮みして重力や地面からの衝撃を吸収する (柔軟性)

つまり、本来背骨は強くかつ柔らかくあるべきところです。そして、その背骨を支えているのが骨盤です。背骨と骨盤は一体となり連動して動いています。背骨のS字カーブが乱れると、四肢つまり手足の筋肉に余計な力が加わります。この余計な力により関節の動きが悪くなります。そして、肩、肘、手首、股関節、膝、足首など様々な部位に痛みや変形や拘縮が生じてしまいます。
意外かもしれないですが、肩や膝が痛い場合、その部位にだけ注目して治そうとしても良くなりません。身体の基軸となるのは背骨です。その背骨と骨盤の歪みはないか、背骨と背骨周辺の柔軟性や筋力は維持されているか、そこを確認して整えていくことがまず重要です。背骨の健康状態が、全身に波及するからです。

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堀川ゆき

堀川ゆき

理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。滋賀県出身。 モデルやレポーターとして活動中にヨガと出会い、2006年に単身渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在慈恵会医科大学附属病院ペインクリニックで勤務する。慶應義塾大学大学院医学部博士課程在学中。公認心理師と保育士の資格もあわせ持つ、二児の母。 2023年に出版の著書『理学療法士がすすめる ウェルエク-Exercise for Wellness-ウェルネスのためのエクササイズ 究極これだけやれば!身体万全』好評発売中。 https://amzn.asia/d/h3P5HRy



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