【侮るなかれ!ラジオ体操の驚くべき効果】これだけでOK!理学療法士が「ラジオ体操から3つを厳選」
ラジオ体操の中から3つを厳選
ラジオ体操は第一から第三まであり、それぞれ約3分間の体操です。さて、ラジオ体操第一は全部でいくつの体操があると思いますか?答えは13個です。たったの3分間、そして13個。されど3分間、13個。「う〜ん、長い。多い。」と感じてしまう人へ、ラジオ体操第一からたった3つの体操だけを、私の独断と偏見で厳選しました。
健康のために大切なのは、身体の基軸である背骨をまず動かすことだと考えています。その考えのもと選びました。では、背骨を動かすとなぜ健康のためになるのでしょうか?
脊柱を動かすメリットとは
背骨は、頚椎(首の骨)が7個、胸椎(胸の骨)が12個、腰椎(腰の骨)が5個、合計24個の椎骨が積み重なり、Sの字のようなカーブを形成しています。
この背骨の S 字カーブには、2つの機能が備わっています。
1.身体を支える(支持性)
2.伸び縮みして重力や地面からの衝撃を吸収する (柔軟性)
つまり、本来背骨は強くかつ柔らかくあるべきところです。そして、その背骨を支えているのが骨盤です。背骨と骨盤は一体となり連動して動いています。背骨のS字カーブが乱れると、四肢つまり手足の筋肉に余計な力が加わります。この余計な力により関節の動きが悪くなります。そして、肩、肘、手首、股関節、膝、足首など様々な部位に痛みや変形や拘縮が生じてしまいます。
意外かもしれないですが、肩や膝が痛い場合、その部位にだけ注目して治そうとしても良くなりません。身体の基軸となるのは背骨です。その背骨と骨盤の歪みはないか、背骨と背骨周辺の柔軟性や筋力は維持されているか、そこを確認して整えていくことがまず重要です。背骨の健康状態が、全身に波及するからです。
AUTHOR
堀川ゆき
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。2006年に渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在大学病院にて慢性疼痛に対するリハビリに従事する。ポールスターピラティスマットコース修了。慶應義塾大学大学院医学部博士課程退学。公認心理師と保育士の資格も持つ二児の母。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く