【侮るなかれ!ラジオ体操の驚くべき効果】これだけでOK!理学療法士が「ラジオ体操から3つを厳選」

 【侮るなかれ!ラジオ体操の驚くべき効果】これだけでOK!理学療法士が「ラジオ体操から3つを厳選」
photo by Yuki Horikawa
堀川ゆき
堀川ゆき
2022-08-12

理学療法士の堀川ゆきさんが、あらためて注目すべき「ラジオ体操」の効果について解説。また、たった3つだけ行うならこの動き!という厳選した体操もあわせてご紹介します。

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ラジオ体操の効果とは

健康寿命が延び、人生100歳時代を迎えている今。ラジオ体操は皆さんの幼少期から馴染みのある国民的体操ですよね。ラジオ体操は実はとても身体に良いということを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。というのも、ラジオ体操は身体のしくみを基本に考案された体操で、一つひとつの動作に目的と狙いが具体的に定められています。「平成25年度 ラジオ体操の実施効果に関する調査研究」によると、ラジオ体操の効果は以下の7項目で明らかになっています。

体内年齢→体内の年齢が実年齢より約20歳も若い
血管年齢→若々しい血管で脳卒中や心臓病を予防
呼吸機能(肺年齢)→呼吸機能を若く保ち息切れを起こしにくい
骨密度→骨が丈夫で健康で骨粗鬆症の予防に有効
体力年齢→歩行能力などに優れ転倒予防にも効果
身体機能→男性女性ともに国民標準値を上回る
活力→活動力にあふれいきいきとしている

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一般財団法人 簡易保険加入者協会委託調査「ラジオ体操の効果」より改変

さらに、ラジオ体操は様々な機会で、そして幼児から高齢者まで継続することができます。例えば、運動前の準備体操、体育の授業、毎朝近所で集ったり、会社での朝礼や昼休みに運動習慣として行うなどです。世代を超えて、それぞれの体力に合わせて無理なく健康増進が期待できる素晴らしい体操です。またそういった機会が、地域の人々や職場、同じ趣味を持つ人々と触れ合えるきっかけとなるでしょう。

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堀川ゆき

堀川ゆき

理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。2006年に渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在大学病院にて慢性疼痛に対するリハビリに従事する。ポールスターピラティスマットコース修了。慶應義塾大学大学院医学部博士課程退学。公認心理師と保育士の資格も持つ二児の母。



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