【侮るなかれ!ラジオ体操の驚くべき効果】これだけでOK!理学療法士が「ラジオ体操から3つを厳選」
やってみようラジオ体操3つ
体幹、つまり背骨のある胴体部分の運動には、
・側屈(体幹を左右に倒す)
・屈曲と伸展(体幹を丸める、反る)
・回旋(体幹を左右にねじる)
の3種類があります。背骨を整えるには、この3種類の全ての運動方向に背骨を動かせばOKです。そこで、ラジオ体操でお馴染みの3つの体操を選びました。より簡単に少しアレンジしています。
①体を横に曲げる運動(側屈)
脚を肩幅に開きます。右腕を頭上に伸ばして、左手は腰にあてて、身体を左横に曲げます。右の体側を伸ばしながら1、2、3、4と数えます。反対側も同様に5、6、7、8と数えます。これを4回行います。
② 体を前後に曲げる運動(屈曲と伸展)
脚を肩幅に開きます。前屈するように上体と両腕を前に倒し1、2、3、4と数えます。上体を起こし、両手を腰の後ろにあてて上体を反らせながら5、6、7、8と数えます。これを4回行います。
③ 体をねじる運動(回旋)
脚を肩幅に開きます。両腕を軽く振り、顔も上体も後ろに振り返るように、右、左、と交互に捻ります。1(右)、2(左)、3(右)・・・8(左)、と8カウント捻ります。これを2回行います。
まとめ
ラジオ体操の中でも特に大切な3つの体操を紹介しました。身体の基軸となるのは背骨です。
・背骨と骨盤の歪みを整える
・背骨と背骨周辺の柔軟性や筋力を維持する
このためにこの3つの体操はとても重要です。この3つの体操で背骨を3方向に動かして、生涯健康な背骨を維持していきたいですね。
参考:
NPO法人全国ラジオ体操連盟https://www.radio-exercises.org/
Spine Dynamics療法「痛み」と「骨・筋肉」の関係 https://nojiri-ch.com/sd
AUTHOR
堀川ゆき
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。2006年に渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在大学病院にて慢性疼痛に対するリハビリに従事する。ポールスターピラティスマットコース修了。慶應義塾大学大学院医学部博士課程退学。公認心理師と保育士の資格も持つ二児の母。
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