ドライヤーだけでOK!髪を乾かすついでに温活!話題の【ドライヤーお灸】って何?やり方と効果
忙しい毎日の中でも「ついでにできる」セルフケア方法があれば継続しやすいはず。そこで今回は髪を乾かすときに必ず使うドライヤーで気軽に出来る「ドライヤーお灸」を紹介します。
ドライヤーお灸とは?
通常のお灸は、「もぐさ」と呼ばれる乾燥させたよもぎの葉の裏に繊毛を精製したものを身体のツボに乗せ火をつけて、熱でツボを刺激するものです。ツボとは、東洋医学でエネルギーの通り道のされる「経絡」の気の出入り口とされていて、「経穴」とも呼ばれます。
お灸を使いエネルギーの滞りやすい場所を熱で刺激することで、循環のアップや血行促進、身体の不調改善に効果があると言われています。
ご紹介するドライヤーお灸は、用意するのはドライヤーのみ。火を使わずに手軽にできるのが魅力です。風量や身体からの距離を変えることで熱さも調節できるため、火傷の心配も少なく安全にツボを温めることができます。
ドライヤーお灸にトライ!
- ドライヤーは低温度(50~60度)に設定する
- ドライヤーの温風を身体にあてる際は、吹き口を身体から10㎝以上離す
- 温風を1~2分ツボにあてる
簡単にツボを温められるドライヤーお灸ですが、注意点もあります。実践する際は以下を確認してから行いましょう。
・ドライヤーの温度設定が出来ない場合は、身体との距離で調節する
・風量は、身体にあたったときに心地よいと感じる程度に設定する
・肌が乾燥しやすい人や荒れやすい人は、服やタオルの上からあてる
※妊娠中の方にはおすすめしません。また、怪我をしている個所があったり、痛みがあり熱を持っている部分には行わないでください。
ドライヤーお灸をの後は、オイルやクリームで保湿することをおすすめします。
ドライヤーお灸におすすめなお腹のツボ
ツボは全身にありますが、ドライヤーで温めやすく多くのツボが集まっているのがお腹です。今回は、女性の美容と健康にも関係が深いおへそまわりの3つのツボを紹介します。
1.関元(かんげん)
おへそから指4本分下にあるツボ。月経痛の改善や頻尿、低血圧の改善に効果的です。
2.天枢(てんすう)
おへそから指3本分真横にあるツボ。(左右とも)むくみの解消や、便秘や下痢の改善に繋がります。
3.大巨(だいこ)
2の天枢から指3本分下にあるツボ。月経痛や便秘の改善に効果があります。
毎日1分セルフケアで健康に
お風呂上がりや朝のヘアセット時間に気軽に取り入れやすいドライヤーお灸。ドライヤーの温風は広範囲を温めることができるので、ツボは大体の位置にあたっていれば大丈夫です。冷え性の方や婦人科系のお悩みを抱えている方はお腹のツボを温めて刺激することが特におすすめなので、ぜひ試してみてください。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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