【長時間デスクワークで心身がぐったりな時に】肩こり&姿勢改善&やる気をアップする「一石三鳥ヨガ」
デスクワークが長時間になると、肩がこったり、姿勢が悪くなったり。やる気も下がってきますよね。そのお困り、すべて長時間の同じ姿勢でいることによる「背骨周りの硬さ」が原因かもしれません。肩こり、やる気ダウン、姿勢の悪さに効果のある、一石三鳥のヨガメゾッドをお伝えします。
長時間の同じ姿勢で理想の「S字カーブ」が崩れる
本来私たちの背骨は、横から見ると自然なS字カーブを描いています。ですが、長時間同じ姿勢だったり、運動不足だったりすると、自然なS字カーブが崩れてしまいます。そんなNG姿勢を続けていると、筋肉のバランスも悪くなり血行不良に。肩こり、腰痛、ぽっこりお腹など……さまざまなトラブルにつながります。
背中が固まると気持ちも沈みがちに
特に、長時間のデスクワークをしている人や、スマートフォンを使う時間が多い人は、肩が前に入りやすい姿勢になり、背中が丸まってしまうため、背骨周りの筋肉はガチガチになっています。背骨には自立神経が集中しているので、背骨周りの筋肉が硬くなると、うまく自律神経のバランスが切り替わらずに、体だけでなく心の不調にもつながります。また、背中が丸まっていると気持ちも内向的になり、気分が沈みやすくなるとも言われています。
背骨を動かすといいことがたくさん!
●全身の凝りや痛みの緩和
背骨は体の中心軸となる部分。中心軸をほぐせば、体全身の血流がアップ。背中のこりがほぐれるだけではなく、肩こりや腰痛など全身の不調の改善が期待できます。
●姿勢改善
背骨周りの筋肉がほぐれることで、背骨が本来の自然なS字カーブに。背骨は骨盤とも連動して動いているので、背骨が正しい位置に戻れば骨盤の歪みも整い、猫背や反り腰などの姿勢も改善。美しい立ち姿勢につながります。
●やる気アップ
背骨の周りには自律神経が通っているので、背骨周りをほぐすと自律神経のバランスも整いやすくなります。また、自律神経と呼吸には深い関係が。自律神経のバランスが整うことで呼吸も深まり、気持ちが元気になりやる気がアップします。
座ったままでできる「背中ほぐし」ヨガメゾット
1.あぐらの姿勢で座ります
2.両手を胸の前で組み、息を大きく吸います
3.息を吐きながら背中を丸め、両手を前に伸ばします
4.息を吸いながら天井方向へ伸び、背骨をしならせます
5.これを3〜5回ほど繰り返します
6.息を吸いながら両手を広げ、胸を大きく開きます
7.息を吐きながら背中を丸めて、両手を前に伸ばします
8.これを3〜5回ほど繰り返します
9.息を吐きながら両手を下げ、腰の後ろで手を組みます
10.息を吸いながら胸を開き、3〜5回呼吸します
11.息を吐きながら両手をほどき、元の位置に戻します
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
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