【不安やイライラと更年期の関係】「これってプチ鬱…?」を解消!体と心を緩める「真珠貝のポーズ」
ちょっとしたことでイライラしてしまったり、急に不安になったり、感情的になってしまったり……。原因や理由も分からず気持ちが不安定になることはありませんか? そんな不安定な体と心を緩め、不安やイライラなどのプチ鬱を改善する、真珠貝のポーズをご紹介します。
更年期になるとホルモンバランスが乱れる
原因や理由も分からずにイライラしたり不安になるのは、更年期による女性ホルモンの乱れが原因かもしれません。更年期とは、閉経する前後約10年間を指し、一般的に45歳〜55歳くらいまでの期間とされています。更年期の主な原因は加齢により、卵巣機能の働きが落ちることで起きるエストロゲンの低下。エストロゲンの低下により、女性ホルモンのバランスが乱れることで不安やイライラなどの症状を引き起こすと考えられています。
更年期に出ることがある症状
●イライラ
●ホットフラッシュ
●頭痛やめまい
●不眠
●吐き気 など
不安やイライラと更年期の関係
更年期による女性ホルモンの乱れにより、自律神経のバランスが崩れることで、不安やイライラが引き起こされます。自律神経は私たちの身体の機能を司る生命を維持する為に大切な神経です。その自律神経のバランスが乱れてしまうと、体だけではなく心にも影響を与えてしまいます。
また、自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という二つの神経系から構成されています。交感神経は、緊張状態やストレス時に働く神経で、交感神経が優位になると興奮しやすくなったり、汗をかきやすい・心拍数が上がるなどします。また、副交感神経は、心身を休め回復させる、体のメンテナンスを担う神経で、リラックス時や就寝タイムに働きます。副交感神経が優位に働くことで、心が落ち着いたり、眠くなるなどします。
更年期によって女性ホルモンのバランスが乱れることで、自立神経のバランスも乱れ、不安やイライラなどの不調が続いてしまうのです。
不調をやわらげる真珠貝のポーズ
真珠貝のポーズは股関節を大きく開き、骨盤周りの血流を良くすることで、女性ホルモンや自律神経のバランスを整える効果が期待できるポーズです。骨盤を開いてゆっくり呼吸を行うことで、副交感神経が優位に働き、心身を落ち着かせて、イライラや不安をやわらげてくれます。
①足裏を合わせて膝を開き、大きな菱形を作ります
②両手は上向きにし、脚の間に下ろします
③息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながらそのまま上体を倒します
④足の甲や足首を掴み、吐きながらさらに頭を倒します
⑤姿勢をキープしてゆっくり5〜10呼吸
⑥息を吸いながら起き上がります
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
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