【簡単ストレスケア】寝たまま深いリラクゼーションを味わう「ヨガニドラ」初心者向けやり方
「眠りのヨガ」と呼ばれるヨガニドラ。1時間の練習で4時間の睡眠と同じくらいのリラックス効果があるといわれています。横になった姿勢で行うため、幅広い年齢層や怪我をしている人にも実践可能なヨガの瞑想法のひとつです。今回はヨガニドラを実践する上でのおすすめな服装や体勢をご紹介します。
ヨガニドラとは?
ポーズではなく、仰向けなど身体をリラックスさせた状態でインストラクションを聴きながら身体に意識を向けて心身を緩めていく瞑想法のひとつです。
アメリカやカナダでは心理療法としても使われていて、練習を繰り返すことで内在する治癒力を呼び起こします。ストレス解消効果や自己休息を高める効果が期待できるともいわれています。
無意識に抱え込んでいる慢性的な緊張を手放し、本来の状態に戻るためのストレスマネジメントとしても注目です。
忙しい人こそ取り入れたいバランス調整法
現代人に欠かせない「スマホ」の影響もあり、思っている以上に目を酷使している人も多いのではないでしょうか。
目は「むき出しの脳」ともいわれるので、スマホやPCの画面を見るほど交感神経が優位になり、リラックスするどころかアクセル全開状態が続いてしまいます。本来であれば、交感神経は危険な時に活性化すればよいもので、普段は副交感神経を優位にした穏やかなリラックスモードでいたいもの。そのバランスを整える効果があるのが「ヨガニドラ」なのです。
練習中に眠ってもいいの?
ガイドを聞きながら眠ってしまう人もいます。私も最初は寝つきの悪い夜にガイドを聴きながら眠りに落ち、次の日のすっきり感でヨガニドラの魅力にハマりました。
聴く力と感じる力を残しながら練習を重ねることで、心地よい「まどろみ状態」を味わうことができます。
睡眠不足が解消して、人によっては1時間で4時間の睡眠をとった時と同じような効果が得られるともいわれています。
ヨガニドラの練習のための準備
練習環境
静かな場所や、くつろげる場所を選びましょう。お部屋をやや暖かく薄暗くするのもおススメです。
ゆったりと締め付けの少ない肌触りのよいウェアに身を包み、メガネやアクセサリーも外すと、身体の感覚がさえてきます。
空腹や満腹状態は避けて、事前に排泄も済ませておきましょう。
練習姿勢
横になるのが難しい人は椅子に腰かけた状態でもよいです。その場合は肩や顎の力を抜くことを意識しましょう。
仰向けになれる人は、ブランケットやボルスターなどプロップスを使うとよりリラックス状態を作りやすいかもしれません。
ヨガニドラで心とからだに休息を
ヨガニドラは寝る前やヨガの練習後にシャバーサナの一環として行うのもおすすめです。
忙しい日々の中で休んでいる自分を労わる時間も大切にしましょう。
ヨガニドラを試してみたい方はこちらの動画をご覧ください
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く