SNSやアプリの通知、心配なニュースでザワザワ…集中できないあなたに|心を小休止させるポーズ
集中と安定のバランスポーズ
木のポーズ
やり方:
1. 両足を揃えてまっすぐ立ち、足の裏と床との接地面を意識する。
2. 片方の足を軸足のくるぶし、ふくらはぎ、太ももの内側のいずれかに置き、両手を胸の前で合わせる。
3. 目線を真正面に向けて肩をリラックス、呼吸に集中する。
4. 余裕があれば両腕を頭上に上げてポーズをホールド。
軸足でない方の足の位置を高くしたり、腕を頭上に上げることが目的ではありません。バランスに自信がない時は、つま先を床につける、胸の前で合掌する、壁などに手を添えて体を安定させるなど、負荷を減らした体勢で呼吸のリズムを整えるようにしましょう。また、目線があちこちに動いていると体も安定しないので一点をやさしく見つめることも心がけましょう。
戦士のポーズ3
やり方:
1. 足を前後に大きく開いて前の膝を曲げ、両腕を頭上に(ハイランジのポーズ)。
2. 息を吐きながら上半身を倒し、体重を前足に移しながら後ろ足を持ち上げる。
3. できるところまで上半身を倒して後ろ足を上げ、呼吸を続けながら5呼吸前後ホールドする。
4. 最後の吐く息が終わったら吸いながらゆっくりと上半身を起こして後ろ足をおろし、反対側も同様に行う。
軽減法
上半身を深く倒したり脚を高くあげるのが難しければ、呼吸を止めずにバランスを保てる場所を見つけましょう。
腕を伸ばすとバランスがとりづらい場合は胸の前で合掌をしたり、壁や椅子に手を添えて体を支えてポーズの負荷を軽減させてもOK。
腕や脚が高くあがっていなくても自分の中で心と体の安定を感じられれば大丈夫です。ポーズを終えた後の心の静けさも味わえるでしょう。また、前は落ち着いてポーズをとれたのに今日は体がグラグラして安定しないという時は心がざわついているサインかもしれません。意識が外に向いてばかりで心の落ち着きが必要だと感じた時にはぜひヨガで心と体に意識を向ける時間をとってみてください。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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