「その肩こり、手の疲れからきているかも?」肩こりがラクになる手首ほぐし
デスクワーク・スマホ・家事・育児・力仕事など、あげるとキリがないくらい私たちは日常生活で手を酷使しています。 実は、この手の周りの筋肉のこりが肩こりにつながることもあるのです。
手首の筋肉は、筋膜(筋肉や臓器など全身を覆う膜)や筋肉を介して肩や首に繋がっていると言われています。
手首の筋肉のこりや硬さは、これらの筋膜や筋肉を伝わり肩こり・首こりを招く原因にもなってしまうのです。
また、指や手の使いすぎによる腱鞘炎を予防するためにも、日頃から隙間時間にケアしておきたいです。
1.指のストレッチ
・両手の指をつけ根まで深く絡ませ、ぎゅっと握ってぱっと解放
2~3回程度行いましょう。
指のつけ根に刺激を入れて末端の血流を促進します。
2. 手首回し運動
・右腕は「小さく前にならえ」をして、左手で右手首の少し上をホールド
・右手首を時計回りに5~10回、反時計回りに5~10回まわす
手首の関節の動きを滑らかにさせ、筋肉の緊張をゆるめます。
反対側も同様に行いましょう。
3.前腕のストレッチ
前腕伸筋群(手の甲側)のストレッチ
・右腕を前に伸ばし手の平を自分に向け、左手でサポートしながら手首を曲げてストレッチ
・親指をストレッチ
握った手を開く、手首を反らすなどの働きをする筋肉群の疲労を取ります。
このあたりには沢山の筋肉が存在するので、指を伸ばしたまま手首を曲げたり指を曲げて手首を曲げたり、バリエーションを楽しんでみて下さい。
親指を動かす筋肉は他の4本指を動かす筋肉とは独立しているため、親指は別に伸ばします。
・前腕屈筋群(手の平側)のストレッチ
・手の甲を自分に向けて手首を反らしながら人差し指~小指の4本指を伸ばす
・親指をストレッチ
手を握る、手首を曲げるなどの働きをする筋肉群の疲労を取ります。
こちらも、親指は筋肉のつき方が違うため、他の4本指と別に伸ばします。
手の甲側、手の平側、どちらのストレッチが先でも良いので反対側も同様に行いましょう。
▼詳しいやり方を動画で見る
指~手首~前腕に刺激をいれてストレッチをすることで筋肉のこりがほぐれ、手の疲れ、腕の疲れ、そこから繋がる肩や首の疲れの解消が期待できます。
デスク、家事の合間、お風呂、思いついたらいつでもできるストレッチなので気軽に試してみて下さい。
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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