1年間酷使してきた【眼】の疲れをほぐそう!眼精疲労に効くヨガポーズ

 1年間酷使してきた【眼】の疲れをほぐそう!眼精疲労に効くヨガポーズ
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スマホ、PC、ゲーム、TVと常に酷使されている現代人の目。 日々目の疲れを感じる方は多いのではないでしょうか。また、目の症状には無自覚であっても、肩こりや頭痛の原因が目の疲労にある方もいらっしゃいます。

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目の疲れを放置しておくと、症状が長期に渡って改善しない眼精疲労になってしまうことがあります。眼精疲労になると目の不快な症状が続くことに加えて、肩こり・頭痛・吐き気など体の他の場所にも症状が出てしまう可能性も。

年末年始に少し目を休められる環境にある方は、この機会に目のケアを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

後頭下筋(こうとうかきん)ストレッチ

頭部の風池のツボ
イラストAC【風池のツボ】

眼精疲労・頭痛・顔のむくみ・首こり・肩こりなどの症状改善に効果があるとされている風池(ふうち)のツボを刺激しながら首の後ろ側を伸ばします。

やり方

親指でうなじを押し上げながら首をストレッチ
風池のツボを親指で押しながら首を伸ばす

・後頭部を手で包み込み、後頭部の髪の生え際で首の骨の両サイドのくぼんだ部分に親指をぐっと押し当てる。

・息を吐きながら、頭蓋骨を上に引き上げるようにして首を伸ばす。

目の疲れに効くツボを刺激しながら首のコリもほぐすことで自律神経を整える効果も期待できます。

 

うさぎのポーズ(軽減法)

頭頂の百会のツボ
イラストAC【百会のツボ】

頭頂を床につけて百会(ひゃくえ)のツボを刺激しながら、さらに首の後ろ側を伸ばしていきます。

百会のツボは両耳の上端を結んだ線と体の中心線が交わる部分で、眼精疲労・頭痛の緩和や自律神経のバランスを整える効果が期待できます。多く(百)の気の流れが交わる場所と言われており、血管・リンパ液の流れを良くし、神経、内臓、筋肉などに幅広く働きかけることができます。

やり方

正座からおでこを床につける
両手を前につき額を床におろす

正座の状態から、おでこを床につけ両手を頭の横につく。

・両手で体を支えながら、ゆっくりとお尻を上げる。

正座からおでこを床につける
ゆっくりとお尻を上げて頭頂を床につける

・頭頂部の心地よいポイントを探り、百会のツボを刺激する。目線は一点に集中するか、まぶたを閉じて2~3呼吸程度キープ。

にぎり拳を2つ重ねておでこをのせる
ポーズをほどき、握りこぶしを重ねた上におでこを乗せる

・ゆっくりとお尻を元の位置に戻して両手を重ねるか、握りこぶしを2つ重ねた上におでこを乗せて体を休める。頭の血流が落ち着いたら、背中を丸めながら頭が最後になるようにゆっくりと起き上がる。

頭を床におろした後は顔を横に向けないようにしましょう。頭頂を床につけたまま首を動かすと、首を痛める可能性があります。

チャレンジ

この動きは、日頃からヨガに慣れている方向けです。肩甲骨を引き締めて腕の筋肉を伸ばすことで肩こり解消効果が期待できます。

やり方

両手を組んで天井に引き上げる
両手をお尻の上で組んで肩甲骨を寄せながら引き上げる

・軽減法で頭頂部をマットにおろした後に手を片方ずつ床から離して両手をお尻の上で組む。

・肩甲骨を寄せて両手首を近づけてから、天井に向かって両腕を引き上げる。3呼吸程度キープ。

ポーズを解放する時は軽減法と同様にチャイルドポーズで頭の血流を落ち着つかせましょう。

 

疲れが癒されると副交感神経が働いて血管が広がり免疫力も上がります。日頃酷使している目の疲れを取り、心も鎮めて一年の疲れをリセットしてくださいね。

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AUTHOR

高山ゆかり

高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。



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