【首こりは伸ばさず「縮める」が正解?】ガチガチの首がラクになる首こりほぐしのコツ

 【首こりは伸ばさず「縮める」が正解?】ガチガチの首がラクになる首こりほぐしのコツ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2021-12-20

パソコンでの仕事、スマホ操作など、首に負担がかかる姿勢でいる時間がどんどんと長くなる現代の生活。肩こりだけでなく首から肩にかけて、または後頭部~首~肩こりという背面全体に張り感や鈍痛を感じている方も多いのでは?そんな首回りの痛み、実は伸ばすのでは縮める方が緩むかもしれません。

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首のコリは放置すると危険

首の痛みの原因は様々。首の筋肉のこりが直接首の痛みを引き起こしていることもあれば、肩こりが首に広がっていたり、目の疲れ・頭の疲れが首の痛みとなって現れることもあります。すべての筋肉は複雑に絡み合い協力しあって動いているため、1つの原因を特定するのは困難。まだ首の違和感しか感じていない方でも、そのまま首の筋肉の緊張を放置しておくと、頭痛や眼精疲労、肩こりや背中の痛みを引き起こしていしまう恐れもあります。また、脳からの指令を全身に伝える神経が首の後ろを取っていることも良く知られていますが、首のコリによりその神経の働きにも良くない影響があるとも言われています。首に違和感を感じたら、放置せずに丁寧にケアしていきましょう。

首の緊張には「ゆるめる」が効く?

首のコリの原因の第1位は、なんといってもパソコン仕事や携帯操作ではないでしょうか。下を向く姿勢で長時間いることで、首が頭の重さを支えるために首の後ろ側の筋肉がずっと前に引っ張られている状態で緊張しているため、筋肉が硬くなったり疲労がたまったりしてしまいます。この引っ張られている状態、過緊張状態の筋肉をほぐすのに、さらに引っ張るようなストレッチをするのは逆効果なこともあります。首のストレッチをするときに違和感を感じるという方や、ストレッチしたくても痛くて首が動かせないという方は、まずは首の筋肉をゆるめて負担を軽減。その上でさらにゆるめるような動きをしてあげましょう。

1分でできる首ゆるめ

床に座った状態、または椅子に座った姿勢でも行うことができます。リラックスできる姿勢で行いましょう。

やり方

1.両手を体の後ろの床につき、脚はラクな姿勢に(膝を立てるのがオススメ)

2.腕によりかかるように脱力し、首をすくめるような姿勢に

3.首回りの筋肉をゆるめた状態で軽く首を回す(頑張って大きく回そうとする必要はなし!)

4.次に右の腕に体重をかけて、首もそちらに傾ける。反対も同じように行い左右に揺れるように体重と首をゆらゆらと動かす

5.最後に肩を耳に近づけるようにきゅーっと力を入れて、吐いて肩の力を抜き、一気に脱力

頑張って回そう、動かそうとすると筋肉に余計な力が入ってしまうこともあるので、だらだらと重力に任せて動くようにしていきましょう。「頑張らない」で脱力すると、首回りのコリだけでなく、気持ちもリラックスしやすくなりますよ!

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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