首こりや腰の疲れ、背中の張り…原因は肋骨かも?肋骨の動きを改善する【肋骨ほぐし】

 首こりや腰の疲れ、背中の張り…原因は肋骨かも?肋骨の動きを改善する【肋骨ほぐし】
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磯沙緒里
磯沙緒里
2021-10-14

体重はあまり変わらないのにくびれがなくなって胴体が寸胴になってしまったり、首や腰の動きが悪かったり、背中が張ったりしたら、それは肋骨の開きが原因かもしれません。今回は、肋骨の動きを改善する方法をお伝えしましょう。

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くびれがなくなった寸胴体型の原因とは?

体重はあまり変わらないのにいつからかウエストのくびれがなくなってしまったり、肋骨が開いて胴体が太く見えたりするようなら、肋骨の動きが悪く開いた状態が原因かもしれません。

肋骨が固まり開いてしまった状態では、横に広がって見えるだけでなく、肋骨が出っ張って前にも張り出して見えます。そのため、ウエストはなくなり、胴体が太く見えてしまいます。肋骨の動きを改善し、開いた肋骨を締めないことにはこの状態はなかなか改善できません。

肋骨が固まる原因とは?

肋骨が固まって開く原因は様々ですが、横隔膜が関係している可能性が高いです。反り腰や呼吸が浅い状態で日常生活を送っていると、横隔膜の前側が引き上がってしまい、これによって肋骨が開いた状態になってしまいます。

横隔膜

この状態の方は知らず知らずのうちに胸式呼吸をしていることが多いです。胸式呼吸を続けていると、交感神経が優位になりますので、イライラしたり怒りっぽかったりと、寝つきが悪く呼吸が浅い状態に陥りやすくなります。交感神経が優位な状態では筋肉が緊張状態が続くことで、筋肉のこりや痛みが生じやすくなってしまいます。呼吸だけでも肋骨は固まりやすく、様々な悪影響が出てしまうのです。

では、肋骨が固まると他にはどんな影響はあるのでしょうか?

肋骨が固まるとどんな影響があるでしょう?

肋骨の動きが悪いと、見た目だけではない様々な影響が出やすくなってしまいます。以下の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。

・腰痛がある

・首肩がこる

・背中が張りやすい

・反り腰

・出尻

・前ももの張り

・ふくらはぎの張り

・寝つきや睡眠の質が悪い

・イライラしやすい

・怒りっぽい

・疲れやすい

アーサナを取る時、日常生活などで捻る動きが苦手(もしくはねじると痛みが出やすい)

・呼吸が浅かったり息苦しかったりする

いかがでしたでしょうか?ひとつでも当てはまるものがあった場合、肋骨のケアを始めてみましょう。

肋骨ほぐしを習慣にしてみましょう

肋骨が固まり開き、出っ張りが気になる方は、習慣的に腹式呼吸と肋骨ほぐしを行いましょう。腹式呼吸によって横隔膜を引き下げることが大切です。これらは座ったままで時間帯を選ばずに行うことができますので、気づいた時にほぐすようにしましょう。

肋骨を締める腹式呼吸

1. 両手を軽く肋骨に当て、鼻から息を吸いながら腹部を風船のイメージで大きく膨らませます。

2. 鼻から息を吐きながら、両手で肋骨を押さえて中心に向かって寄せましょう。5〜10呼吸繰り返しましょう。

肋骨ほぐし

肋骨の際マッサージ

1. 肋骨の際に人差し指から小指までの指先を差し込みます。

肋骨の際ほぐし

2. 息を吐きながら、ゆっくり上半身を前傾させ、第一関節くらいまで指を押し込みます。

※硬い場合は指が入っていかないので、上から押さえるだけでも大丈夫です。

肋骨の際ほぐし

動画を見ながらほぐし〜ねじりのポーズを行いましょう

以下の動画を見ながら肋骨ほぐしの方法を確認しましょう。さらに、肋骨周辺が緩んだところでねじりのポーズを行いやすくなりますので、一緒に動いてみましょう。

 

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AUTHOR

磯沙緒里

磯沙緒里

ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。



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