【寄せるだけ】長時間の座り姿勢でガチガチになった背中をほぐす簡単ストレッチ
集中して長時間座って作業していると、いつの間にか背中がガチガチに固まっていた…そんな日常を送っていませんか?長時間、同じ姿勢で座ったままでいると背中や腰など背面の筋肉が固まり、これが体のだるさ、疲れ、肩こり、腰痛などに繋がります。今日は背中の座り疲れをリセットするストレッチを紹介します。
長時間の座りっぱなしが背中の疲れを引き起こす理由
長時間の座りっぱなしが背中の疲れを引き起こす原因は、とてもシンプル。「背骨を動かさないから」です。足を組んだり、横を向いたり、例え座り方が変わったとしても、背骨を前後左右に大きく動かすことはほとんどありません。
背骨を動かさないことで、背中の筋肉が固まり血流が滞ります。これが疲れやだるさ、こりを引き起こします。時間が長くなればなるほど背中の筋肉が固まるので、肩こりや腰痛が頻繁にある方は背中の疲れが原因になっている可能性が高いのです。
背中の疲れをリセットするためには、定期的に肩甲骨を寄せて、背中の筋肉全体を刺激してあげることが必要です。
胸骨を前に押し出して肩甲骨を寄せよう!
「肩甲骨を寄せる」と言っても、ただ肩甲骨同士を近づけるように動かすだけでは背中全体に刺激が入りません。「胸骨」という胸の真ん中にある骨を前に押し出すようなイメージで肩甲骨を寄せることがポイントです。
胸骨を前に押し出すことで、丸まっていた胸の後ろにある背骨がしなり、肩甲骨が寄りやすくなります。これにより、背中の筋肉が縮むだけでなく胸の筋肉も程よくストレッチされます。
ご紹介するストレッチの際、この「胸骨を前に押し出しながら肩甲骨を寄せる」を意識して動かしてみてください。意識せずに肩甲骨を寄せるよりも何倍もの刺激が背中に入り、血流が良くなり、背中の疲れをリセットしてくれます。
それでは、背中の座り疲れを解消するストレッチをやってみましょう。
【肩甲骨寄せるだけ】背中の座り疲れを解消するストレッチ
やり方
1.後ろで手をくみ、肩甲骨を寄せます。
2.息をはきながら肩甲骨を下に下げ、さらに寄せます。
この時に胸椎を前に押し出すようなイメージで、3回行ってください。
3.最後は頭を下に向けながら腕を上げ、背中の筋肉をストレッチしましょう。
ストレッチは座った状態で説明していますが、立った状態でも行うことができます。胸椎を前に押し出すイメージでストレッチし、背中の座り疲れをその場でリセットしましょう!
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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