理想のヨガポーズ像を目指して頑張りすぎていない?「ちょうど良いポーズのバランス」を見つける方法
完璧な姿勢を取ろうとしてケガをすることがあります。頑張りすぎずにちょうど良いバランスを見つける方法をご紹介しましょう。
理想のヨガポーズ像を目指して頑張りすぎると、いつの間にかやりすぎてしまい、時にはケガを引き起こしてしまいます。「自分がどう見えるべきか、どう感じるべきかということに捉われ過ぎていると、あなたの体が本来あなたに与えようとしている知的且つ直感的な情報へのアクセスを失ってしまいます」と現代の解剖学と古典的なヨガ哲学の両方に基づいたヴィンヤサスタイルのヨガ、SmartFlowのクリエイターを務めるアニー・カーペンターは述べます。
一連の動きの中の一つ一つの動作を頭に思い浮かべてみると、大胆な表現があっても、その一方では一歩引いて緩めるような動きが存在します。
アルダチャンドラーサナ(半月のポーズ)
やりがちなこと:もっと引き上げようとして立っている脚を支えに膝を伸ばしすぎてしまう。
安全に行う方法:指先に少し体重をかけ、かかとをマットから0.5インチ(1.27cm)持ち上げる。次に、かかとをもう一度下げる。ふくらはぎの筋肉の上部が前進しているのを感じるはず。その動作をキープしながら、ひざ小僧を引き上げて、脚をまっすぐにする。
うまく機能する理由:立っている方の脚のポステリオール筋肉群(身体の後ろ側にある筋肉群)を引き締めれば、膝を伸ばしすぎることはほぼない。
セツバンダーサナ(橋のポーズ)
やりがちなこと:腰を高く持ち上げるために、外側の太ももを押し込みすぎたり、膝を広げたりしてしまう。
安全に行う方法:橋のポーズになり、太ももの間にブロックを置き、ブロックを何度か絞って放す。ブロックが脚の股下(内転筋)にどのようにかみ合うかを確認する。次に、太ももの真ん中の周りにストラップをぴんと張って押し出す。これにより、太ももの外側(外転筋)がどのように動くか意識しよう。次に、プロップスを使わずにポーズを試し、各脚の内転と外転の両方のバランスを取る。
うまく機能する理由:ヨガの実践中に微調整を行う場合、たいてい内転のみだとどうか、または外転だけだとどう感じるかを確認する必要がある。両方の動作の間に安定感を感じられたら、骨盤の骨を安定させ、膝と腰を安全に保つ。
ヴィパリタ ナマスカーラ(逆の祈りのポーズ)
やりがちなこと:背中で手のひらを合わせるために、上腕の骨を内部で回転させながら胸を折りたたんでしまう。
安全に行う方法:両腕をまっすぐ背中へと運び、手のひらを合わせ、肩サイズに調整したストラップを手首に巻き付ける。ストラップを押し出し、上腕の骨を外側へと回転させ、肋骨下部を前方に動かさず、肩甲骨を背中の下へと動かす。それが上手くできるようであれば、腕を戻して引き上げる(ほんの数インチ(1インチ=2.54cm)だけかもしれない)。それも上手にできれば、指を組み、両手のひらを合わせて押してみて。最後に、両手で逆ナマステを行う。
うまく機能する理由:腕の骨を外旋(外回し)すると、巻き肩を防ぐ。巻き肩になっていると頸椎が圧迫され、胸を開くポーズの効果が得られなくなるからだ。
橋のポーズをとるのに役立つプロップスとして、UpCircleSeven ヨガホイールをお試しください。
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教えてくれたのは・・・ミーガン・ラビットさん
ミーガン・ラビットさんは、米ヨガジャーナルオンラインのエグゼクティブ・エディター。 20年近くヨガを実践しており、アニー・カーペンターによる200時間のSmartFLOW認定を含む400時間のヨガティーチャー・トレーニングを完了している。通常はコロラド州ボルダーを拠点に執筆や編集を行なっているが、オフの時は旅行を楽しんでいる。最近では仕事のため、インド(聖なる巡礼にガウムクを訪れた)、ペルー(インカ道からマチュピチュへとハイキングに訪れた)、マルタ(巨石神殿で瞑想を行った)、アフリカ(ウォーキング・サファリに訪れた)を訪れた。
ヨガジャーナルアメリカ版/「Are You Pushing Too Hard In These Yoga Poses?」
AUTHOR
ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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