体が硬くてもできる「委ねるヨガ」陰ヨガでじっくりと体の緊張・力みをとろう!バタフライのポーズ
身体が硬くてポーズが苦しい、何かしていないと落ち着かない、そんな頑張り屋のあなたに。じぶんの身体とゆっくりと向き合う陰ヨガでじっくりと関節の柔軟性を高め、休息上手になりましょう。
じっくりと時間をかけて行う「委ねるヨガ」陰ヨガとは?
陰ヨガは、インドから伝わるヨガと、中国から伝わる中医学を融合したヨガの流派の1つです。中医学は、陰陽バランスの医学とも言われています。
この世の中は陰と陽。真逆の性質を持つものが同時に存在していて陰と陽、どちらかが正しいとか優れているという事はなく心身の健やかを保つにはバランスが大切なんだという教えです。
陰ヨガは、静的な要素の強いヨガ。1つのアーサナを、筋肉をゆるめた状態で3〜5分静止してじっくりと時間をかけてアプローチします。
陰ヨガを行う際のポイント
アーサナをとるのではなくご自身の身体の状態に合わせて心地よさを感じられる範囲のポジションで行っていく
ので初心者の方でも自分のペースで無理なく行うことができます
深い呼吸や、重力に身を委ねる事で起きる圧や伸びで、時間の経過と共にじんわりと、関節や腱、靭帯など身体の深部にある組織の詰まりが解消され内側から可動域が広がっていきます。
また、陰ヨガの特徴である中医学の概念の1つとして”経絡”という目には見えないエネルギーラインが、全身をくまなく流れていると考えられています。
陰ヨガのポーズで経絡の滞りを解消することで体内で繋がっている内臓をケアする事にも繋がりエネルギーや血流が巡るみずみずしい身体を培っていくことができます。過度な身体の硬さは、時に痛みなど不調を引き起こす原因にもなりネガティヴなイメージを持つ方がほとんどかもしれません。
ですがその原因は、過去にケガをしていたり、デスクワークや運動不足などの生活習慣、緊張しやすい性格だったり。原因や、経緯は人それぞれ違います。痛みは、身体からのSOSのメッセージ素直に受け止め、身体の声を聴いていく事でたくさんの気づきや変化が生まれます
自分の身体や心がなぜそうなっているのか? が腑に落ちてくると、必要なエッセンスがわかるようになりますし
何よりも自分を理解しているという安心感に繋がっていくのです
動画で、ご紹介するのはバタフライのポーズ。内ももを流れる肝臓、胆のう、腎臓、膀胱の経絡を刺激し骨盤周りの血流がよくなることで生理痛の改善やホルモンバランスを整える効果が期待できます。股関節の柔軟性が高まり、背中や頭がリラックスするポーズです。
比較的穏やかなポーズですので、焦らずに。まずは少しずつ、感覚を味わっていきましょう
陰ヨガの時間で心も身体も身を委ねて。自分の呼吸、身体をじっくりと感じる時間を過ごしてみてくださいね
ライター/高西由貴子
陰ヨガを通じて出会った中医学の学びを続けながら、都内を中心にサロンオーナー、ヨガインストラクター、セルフケア講座のセミナー講師と多岐に渡って活動。2020年、より一人一人の心と身体をサポートしたいという想いを元にボディケアサロンMaitriesをオープン。心と身体両面から、女性の美と健康のサポートをしている。instagram:@yukiko_maitri
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