【生理痛】骨盤まわりの筋肉をほぐす月礼拝のヨガポーズ2つ

 【生理痛】骨盤まわりの筋肉をほぐす月礼拝のヨガポーズ2つ
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須藤玲子
須藤玲子
2021-04-18

月礼拝は太陽礼拝と比べて認知度が低く、ヨガを続けていても、やったことがない人が多いようですが、今回は、敢えて認知度の低い月礼拝のポーズを取り上げてみました。実は月礼拝には、生理痛や生理前の不調に効果的なポーズが含まれており、女性におすすめ!どんな効果が期待できるのか、ここで一緒にチェックしてみませんか?

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月礼拝の特徴

月礼拝は、股関節や骨盤周りにアプローチをするポーズをメインに、一つ一つを丁寧に繋げて動くヨガです。ゆったりしたその動きは、副交感神経を優位にするので、上がりすぎたエネルギーを抑える効果もあると言われています。エネルギーを高める太陽礼拝とは対照的に、夜寝る前でも安心してできるヨガと言えるでしょう。

月礼拝が女性におすすめの理由

エネルギッシュな太陽が男性のイメージなら、どこか神秘的なイメージの月は女性のイメージ。さらに、28日で満ち欠けをくりかえす月のサイクルは、まるで女性の生理周期や、肌のターンオーバーにリンクしているかのよう…。そのような点からも、女性と月には深いつながりがあると考えられています。月礼拝は、月の満ち欠けのようにゆっくりしなやかに動きながら、静かに自分と向き合うことができるヨガです。股関節をしっかり動かすポーズが多く、自ら熱を生み出し温めてくれます。巡りがよくなり、生理中や生理前の冷えやだるさ、痛みなどの不調を和らげてくれるので、女性にぴったりのヨガと言われています。また、リラックス効果もあり、生理の不調だけでなく、日常の疲労やストレスを緩和したい時にもおすすめです。

生理痛や生理前の不調を和らげるヨガポーズ

月礼拝の中に出てくる2つのポーズを紹介します。骨盤周辺の筋肉をほぐし、血流がよくなるので生理中や生理前に見られる腰まわりの重さやだるさを楽にしてくれますよ!

1.三日月のポーズ(アンジャネーヤーサナ)

三日月のポーズ(アンジャネ―ヤ―サナ)

【やり方】

1.四つ這いから左脚をうしろに引いて脛と足の甲を床に下ろす。

2.体を安定させ、吸う息で胸を開きながら両手を頭上に上げて合掌する。

3.吐く息で重心を下ろし、左脚の付け根の心地よい広がりを感じながらポーズをキープする。

ポーズが安定したら、目線は頭上の指先へ。できる範囲で上体を後ろに倒していくと、胸が開き呼吸が深まるので、更に巡りがよくなりますよ。

2.花輪のポーズ(マラーサナ)

花輪のポーズ(マラーサナ)

【やり方】

1.足を腰幅程度に開き、つま先を外側に向けて深くしゃがむ。

2.両肘を膝の内側に置き、胸の前で手を合わせる。

3.手のひらを押し合い、軽く両肘で膝の内側を押し、背筋を伸ばしポーズを安定させる。

肩や首の力を抜き、リラックスしてポーズを深めましょう。骨盤周りの血行をよくすることに加え、股関節や足首の柔軟性を高める効果も!

ヨガを取り入れて生理の不調を和らげよう

いかがでしたか?毎月のように、生理痛や生理前の不調に苦しんでいる女性も方もいると思います。体調が悪い時には無理せずゆっくり休むことも必要ですが、動ける時には、骨盤周りにアプローチする月礼拝のポーズを取り入れ、自分の体や心と向き合いながらゆったりとヨガを楽しんでみませんか?体がポカポカ温まり、腰回りが楽に!どんよりしがちな時期も、穏やかにすごせるようになるはずですよ!

Instagram:@reiyoga.reikosudo

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須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。



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