ヨガ前に必ずやるべき「肩甲骨」準備体操!理学療法士による【肩甲骨8方向エクササイズ】
③上方回旋(じょうほうかいせん)/下方回旋(かほうかいせん)
両肘をこのように直角に曲げます。
そこから円を描くように両腕を頭上にクロスするように上げて、そこから両肘を背中の後ろで近づけるように下げていきます。肩甲骨が肋骨上で円を描くようにスライドしているイメージで、上下5回繰り返しましょう。
④前傾/後傾
腕振りをするように、左右の肘を直角に曲げて前後に振ります。腕を後ろに振った時は、肩甲骨が前にお辞儀しているように、腕を前に振った時は、肩甲骨が後ろにお辞儀しているようにイメージしながら10回行いましょう。
この前傾/後傾は、歩く・走るなどの腕振りなど日常動作で大切な動きです。
まとめ
肩甲骨8方向のうち動かしにくい方向がもしあれば、そこを改善できるように回数を多くおこなうなどして、対処していくことも可能です。もし肩に痛みがある場合は無理をしないでください。肋骨上でスムーズにスライドする柔軟な肩甲骨を目指して、ぜひトライしてくださいね。
参考:
1)鮎川将之他: 肩甲骨の可動性とバランス能力の関係性~徒手的介入による検討~, 関東甲信越ブロック理学療法士学会,2010
2)伊藤太祐:加速期疾走速度生成における肩甲骨の役割の検討,立命館大学大学院修士学院論文,2014
ライター/堀川ゆき
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。公認心理師。抗加齢指導士。モデルやレポーターとして活動中にヨガと出会い、2006年にRYT200修了。その後、健康や予防医療に関心を持ち理学療法士資格を取得し、慶應義塾大学大学院医学部に進学。現在大学病院やスポーツ整形外科クリニックで、運動器疾患のリハビリ治療に携わる。RYT200解剖学講師。RPYT85(マタニティヨガ指導者コース)修了。一児の母。
Instagram: @yuki.horikawa98
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