寝不足ではないのに疲れが残っている朝に|1日をスッキリと始める3つの工夫【疲労回復とヨガ#20】

 寝不足ではないのに疲れが残っている朝に|1日をスッキリと始める3つの工夫【疲労回復とヨガ#20】
Adobe Stock
井上敦子
井上敦子
2021-01-04

起きた時に疲れが残っている、やる気が出ない…そんな朝は辛いものです。スッキリと一日を始めることが出来ず、一日中疲労感を引きずってしまうこともありますよね。今回の【疲労回復とヨガ】では、一日をスッキリと始めるための工夫をお伝えしていきます。疲労感を手放してから前向きに一日を始めていきましょう!

広告

昔は眠れば疲れが取れたけれど、歳を重ねるにつれて朝に疲れが残るようになったと感じている方も多いのではないでしょうか?私も40歳を過ぎた頃から、『寝不足ではないのに疲れが残っている』朝が増えてきました。そのため、朝のルーティーンをヨガやアーユルヴェーダを参考に変えてみたところ、朝の疲れを朝のうちに取り除けるように!今回の記事は、そのルーティーンから特に良いと感じているものを選んだものになります。

朝はまず身体の浄化を

ヨガでは日の出直前の時間帯を、『ブラフマムルタ』と呼びます。ブラフマムルタは一日のうちで最も神聖な時間とされ、昇る太陽によって自然のエネルギーが大きく満ちる時間帯。あなたも朝の光を浴びるだけで清々しい気持ちになったり、前向きになれた経験があるのではないでしょうか。ヨガを練習する人にとっては、アーサナや瞑想などをの練習を行うのに最も適した時間帯でもあります。

また朝は『浄化の力』が強く働く時間でもあります。シャワーなどで身を清め、歯を磨き排泄をし、不要なものを取り除くことで心身を浄化する。古典的なヨガでは身を清めることから始まり(昔はシャワーではなく沐浴でした)、鼻うがいや呼吸法など、朝にやるべき浄化法が定められています。

睡眠中に溜めてしまった毒素を朝に取り除くと、疲労感や倦怠感が和らぎます。朝に疲れを感じる方はまず、食事など『入れる』ことよりも『出す』ことを心がけてみましょう。  

工夫①白湯を飲んでみる

ヨガと姉妹のような関係にあるアーユルヴェーダアーユルヴェーダはインド地方に古くから伝わる予防医学です。浄化療法ともいわれ、体の毒素を排出し病気を未然に防ぐことを目的としています。

アーユルヴェーダでは、お水をお白湯にして飲む健康習慣があります。眠っている間にその日に食べたものが消化され、エネルギーとなるものと不要なものが選別されるのですが、その不要なものを白湯で洗い流してあげるのです。まさしく毒出しです!体調が整いますし、便秘の改善にも役立ちます。また消化力が高まり、太りにくい身体に導いてくれる効果も。

私は朝の白湯生活を始めてから、肌の調子も良くなりました。冷え性にも効果があるそうです。最初のうちは味がなくて物足りない感じるかも知れませんが、慣れていくうちに美味しく感じるようになります。同じ白湯を飲んでも体調によって微妙に味が異なったりするので、体調を測るバロメータにもなるでしょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告



RELATED関連記事