ペタッと開脚前屈したいなら!股関節の柔軟性が高まる2つのポーズ
上半身がペタッと床につく開脚前屈。「脚を開いて前屈するのを少しでも楽にしたい」「開脚して座ろうとすると後ろに倒れそうになる」そんな状態で開脚の練習をするのはツライですよね。開脚を行う前にしっかりとストレッチを入れたい部分があります!股関節周りの柔軟性をアップする2つのヨガポーズとは?
開脚を行う前に
開脚をもっと楽に行いたい!もっと開きたい!もっとぺたーっと上半身を床につけたい!...そんな想いを持っている方も多いはず。急がば回れ。開脚を上達させたいなら、開脚を行う前にしっかりと股関節周りの柔軟性をアップさせるポーズを行いましょう。1つ1つのパーツにフォーカスしているので、柔軟性に不安がある方も無理なく行っていただけます。
柔軟性が必要な筋肉はどこ?
開脚を行うのに柔軟性をアップさせたい筋肉は、主に2つ。脚の内側と、裏側です。内側は主に内転筋群と呼ばれ、脚を開く角度に関わります。裏側はハムストリングスと呼ばれ、主に前屈に関わります。その両方を一気に行うと、どちらの固さが原因で前屈を妨げているのかわかりづらいため、別々にアプローチしていくのがオススメです。
1)内転筋群にアプローチ
膝たちから片方の脚を一歩前に出したら、後ろの脚は体の後ろ方向に倒します。膝が90度になるように配置し、前足に踏み込むと、内側の筋肉が伸ばされます。呼吸を吐きながら前足に踏み込む動作を5回程度繰り返しましょう。余裕がある方は手を天井方向に伸ばすと、上体もストレッチされます。
2)ハムストリングスにアプローチ
上記のポーズを5呼吸程度行ったら、次に前足を伸ばしてつま先を天井方向に。両手をマットにつき、前屈してみましょう。頭を下げるのではなく、お尻を後ろに突き出すように意識することと、呼吸を吐きながら行うことがポイントです。前屈で手がマットにつかない方は、ヨガブロックや支えになるものを手の下に置いて行うと良いでしょう。
どちらの動きも脚の付け根、つまり股関節に近い位置にある筋肉を目覚めさせるのに効果的です。特に太ももの内側の筋肉はピキーンと引っ張られるような痛みを感じやすいので、お風呂上がりなど体が温まっている時に行うと辛さを緩和できるでしょう。
ライター/伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学の知見を深め、ヨガ・ストレッチ・筋膜リリースを組み合わせた独自のエクササイズで痛みとO脚を克服。この経験をもとに「股関節ヨガ」というメソッドにまとめ、「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるヨガを考案。股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
Instagram:@itokanayoga45
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く