旬の根菜で健康作り置き|れんこんの重ね煮|レシピと美味しく食べきるためのアイデア3つ
野菜中心の、健康的な食生活を送りたい。そう思う人は少なくないでしょう。だけど実際は、忙しくて自炊もままならない、あるいは、自炊しようと野菜を買ったのにうまく使い切れずダメにしてしまう...そんな経験をした方も少なくないのでは?今回ご紹介するのは、野菜本来の美味しさを引き出しそのパワーを取り入れられる「重ね煮」という調理法です。決して難しくない、だから続けられる、そんな素敵な調理法を連載形式でご紹介します。
レンコンの重ね煮
今月の重ね煮の主役は、れんこん。泥水の中で育つれんこんは、より多くの酸素を取り込むために空洞ができています。この形は、肺が呼吸するための作りと似ていますね。東洋では、その機能が呼吸器系に良いと言われ、喉や咳のお手当に使われています。れんこん飴なんかも美味しいですよね。 胃や腸にも優しく、食物繊維たっぷりで滋養満点。秋から冬にかけて是非食べていきたい食材です。
今回は、僕も良く作るベジ麻婆豆腐やれんこんハンバーグ・アレンジを紹介いたします。粗みじん切りにした重ね煮は食感が良く、旨味もたっぷり出ますので、お肉なしでもかなり満足いくおかずに変身できます。鶏ガラスープの素や添加物に頼らず無添加。栄養と食物繊維たっぷりの重ね煮です。
材料と重ねる順番
- れんこん‥‥‥‥‥‥‥200g 粗みじん切り
- にんじん‥‥‥‥‥‥‥80g みじん切り
- 玉ねぎ‥‥‥‥‥‥‥‥150g 粗みじん切り
- きのこ‥‥‥‥‥‥‥‥100g 粗みじん切り
- 差し水‥‥‥‥‥‥‥‥ 50cc
作り方
①鍋の底にひとつまみ塩を振り、きのこ➝玉ねぎ➝にんじん➝れんこんの順に鍋に入れて重ねてから差し水をして蓋をし、極弱火で加熱する。
②10〜20分位でいい香りが立ってきたら蓋を開け、にんじんに火が通り柔らかくなったのを確認できたら、優しくかき混ぜて出来上がり。
③琺瑯などの密閉性のある保存容器に移して、冷めたら冷蔵庫で保存する。
美味しくするワンポイント
野菜はゴロゴロした粗みじん切りにする事で、ひき肉が入っているような、食べ応えのある食感に仕上がります。にんじんだけ火が入りにくいので、細かいみじん切りにして仕上がり時間を合わせましょう。
美味しく食べきるためのアイデア
重ね煮アレンジ① れんこん麻婆豆腐
【材料2人分】
重ね煮‥‥‥‥‥‥200g
豆腐‥‥‥‥‥‥‥ 1丁 さいの目切り
ごま油‥‥‥‥‥ 大さじ1
にんにく‥‥‥‥ 1片
しょうが‥‥‥‥ にんにくと同量
酒‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
小ネギ‥‥‥‥‥適量
(調味料)
しょうゆ‥‥‥‥‥ 大さじ1
みりん‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
みそ‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
豆板醤‥‥‥‥‥‥ 小さじ1※
ごまペースト‥‥ 小さじ1
水‥‥‥‥‥‥‥‥ 200cc
(とろみ)
片栗粉‥‥‥‥‥ 小さじ2
水‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ2
※ピリ辛くらいの量なので調整してください。
【作り方】
①ごま油でにんにくとしょうがを色良く香るまで弱火で炒め、酒を入れる。
②重ね煮を入れ強火で程よく炒め、よく混ぜ合わせた調味料を入れる。
③豆腐も入れて弱火で軽く煮込み、水で溶いた片栗粉を少量ずつ流し入れ出来上がり。
④お好みで小ネギやラー油を振って頂きます。
重ね煮アレンジ② れんこんハンバーグ
【材料2人分】
重ね煮‥‥‥‥‥‥100g
ごはん‥‥‥‥‥‥100g (すり鉢ですりつぶす)
れんこん‥‥‥‥ 200g (すりおろしてざるで軽く水を切る)※
※すったれんこんは手で押さずにざるで自然に水を切ってください。れんこんから出た水は滋養がたっぷりで、ソースや味噌汁などに入れて使えます。
ごま油‥‥‥‥大さじ1/2
(調味料)
塩‥‥‥‥‥‥‥小さじ1/3
【作り方】
①ごはんをすり鉢である程度すりつぶし、水を切ったれんこん、重ね煮、塩をよく混ぜ合わせます。
②100g程度に成形し、ごま油で両面こんがり焼き上げます。
③お好みでしょうゆソースなどをかけて頂きます。
※衣をつけて揚げればメンチカツにもアレンジできます。
重ね煮アレンジ③ れんこんのつくね
【材料2人分】
れんこんハンバーグのたね‥‥‥180g
植物油‥‥‥‥‥適量
【作り方】
①アレンジ②のれんこんハンバーグのたねを30gくらいでボール状に成形していきます。
②170°くらいの油で3分ほど色良く素揚げして出来上がり。※
③きのこソースやトマトソースなどをかけて頂きます。スープや鍋に入れてつくねがわりに食べても美味しいです(崩れるので煮込まず食べる直前に入れます) 。
※表面をカリッとあげたいときは、片栗粉をまぶして揚げます。
まとめ
今回は、普段お肉を使って作るものを重ね煮野菜だけで作るベジ料理で再現するレシピでした。いわゆる精進料理ですね。もちろんお肉を入れても美味しいのですが、重ね煮野菜だけでもかなり美味しく、ある程度満足して食べれたのではないかと思います。
僕自身はベジタリアンではないですが、アヒムサ(非暴力)や環境問題の観点からもお肉の消費は出来るだけ減らしていきたいなと思うこの頃です。
そのためにも、野菜中心の料理を美味しく満足できるものにすること。お肉が少量であっても「もっともっと」と貪る心が起こらないようにすることが大事。そうすると、身体的にも精神的にもとても楽。
何かを極端に排除したり我慢したりして心が苦しくなったとしたら、それは自分自身への暴力になるかもしれません。ちょうど良いバランスの取れた心身であるために、今ある喜びを充分に満足して受け取れるために、調和を整える重ね煮料理を楽しみながら、好奇心を持って是非取り入れてみてください。
ライター/山田直
ヨガ講師・自然食料理人。ヒツジナヨガ主宰。福岡県博多出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了 Instagram@hituji_nao
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