グラグラする木のポーズ…体に負担をかけずに安定させるための4つのチェックポイント

 グラグラする木のポーズ…体に負担をかけずに安定させるための4つのチェックポイント
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3. 足の裏で押しすぎていない?

足の裏を太ももの内側につけているときに良くあるのが、足の裏で押す力に軸足が負けてしまい、お尻が外側に飛び出してしまうこと。これによって上半身をまっすぐに保ちづらくなってバランスのキープが難しくなります。また、この状態では軸足の外側に体重がかかっているために地面をしっかりと踏めず、これもバランスが崩れる原因になります。

軸足の足の裏全体でしっかりマットを踏み、太ももの内側でも足の裏を押し返しましょう。

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頭頂が斜め上を向き、左右の肩が平行でない / Photo by Kayoko Yoshida

4. 腰が反れていない?

他のポーズで腰が反れる(骨盤が前傾する)傾向がある人は木のポーズでも注意が必要です。バランスを保つことや軸足をしっかり保とうと力が入りすぎることでも腰が反れ気味になってしまいます。山のポーズ(ターダーサナ)を思い出し、尾骨を下げて恥骨をおへその方へ上げた状態を保つようにしましょう。

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Photo by Kayoko Yoshida

ポーズをとる時に何を優先する?

木のポーズでは足を高い位置に置くことを目指す必要はありません。最初は足の位置を低くして、これまでにあげたポイントをおさえた上でバランス感と呼吸の両方を安定させることを優先させましょう。どちらも安定してから足の位置を高くします。そして、呼吸も大切なポイントです。バランスが崩れているときは気持ちが焦り呼吸のペースも乱れるもの。体をコントロールする前にまず呼吸をコントロールして落ち着かせてみましょう。

いかがでしたか?ぐらつきを感じる時は一度これらのポイントをチェックしてできるところから直し、少しずつ安定感を得られるように練習していきましょう。

ライター/吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラス(対面・オンライン)をしている他、ヨガアプリ「Down Dog」の日本語翻訳とナレーションを担当。オーストラリアのゆったりした環境の中、ヨガで日々心地よく暮らすことを心掛け、一人でも多くの人に気軽にヨガを楽しんでもらうことを目指して活動中。Instagram:@kayoko_yo 

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