MEDITATION & MIND
コロナショックで夫の会社が倒産。家族をピンチから救ってくれたものとは
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執着を手放す「アパリグラハ」
ヤマの中の「アパリグラハ」は、物、理想、考え方、思考など様々な物や事に大しての執着を手放すという教えです。
「もしかしたら、このまま全てを失うかもしれない…」「早く今まで通りの日常を取り戻したい…」「大好きな今の家を出ることになることが悲しい…」時々、そんなことをふと考えることがありました。けれど、それらは全て”執着”です。
失ってもよい。今まで通りでなくても、また新しいスタートを踏む。新天地での生活を送れるように今をできることをすることが先。
夢や希望、理想を持つことももちろん、今を一生懸命頑張る糧となりますが、それらに固執するのは、自分の首を締めることになります。
目の前に幸せに気づく「サントーシャ」
八支則の2段階目「ニヤマ」は、自分に対して守るべき5つの行動を教えてくれます。その内の1つが「サントーシャ」。日本語では、「足るを知る」とも言われ、最小限のもので満足感を感じることです。
こんなに長い時間一緒に家族でいられること。日に日に成長する娘の貴重な瞬間を目撃できていること。夫が朝昼晩の料理をしてくれること。
足りないものなんて何もなくて、今目の前にある現実で充分私たち家族は幸せなのかもしれないなと思えたのもサントーシャのおかげ。
感謝「イシュワラプラニダーナ」
ニヤマの1つ「イシュワラプラニダーナ」は、感謝の気持ち、献身的な気持ちを持つことを教えてくれます。
10年間、経営してきた会社と家族を支えてくれた夫への感謝。鬼よりも怖い夫の元で働いてくれていた従業員とその家族。家族に友達。
たくさんの愛とサポートがあるから今ここにいられるのであって、不満なことは何もありませんでした。
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