初心者のためのチャクラ入門
チャクラのバランスを取り戻すためには、まず自分がどう感じているのか感じ取り、次にバランスの悪さを直すためにどのチャクラを刺激すればいいか見極めよう。たとえば、エネルギーが足りないと感じていたら、ヘソのチャクラに刺激を与えるポーズを行って、再び内なる火をおこすことができる。不安を感じていて、もっと気分的に落ち着きたいと切望しているならば、地と結びついた根のチャクラを刺激するポーズを選べばいい。あるいは、真実を語る勇気が必要な場合は、喉のチャクラを開いて刺激するポーズを行えばいいだろう。
チャクラを踏まえた練習は、目に見える形で、力を与える形で、あなたの人生に波及効果を及ぼす。Laughing Lotus Yoga Centerの共同設立者で、ヴィンヤサを教えているジャスミン・タルケシは、第一子を出産して以来、根のチャクラの練習を積極的に行っており、その効果をはっきり感じると話している。「心が乱れている時には、ポーズを長めに保って、気分を落ち着かせ、今ここに存在していることを感じます。そうすると、その日は鍵を失くしたり、バタバタしていてお昼を抜いてしまうようなことがなくなります。特に、適当にポーズを行うのではなく、症状を治療する薬として選べば、自分の1日をほんとうに変えることができるのです。」
ここでタルケシが勧めているポーズはどれも、相応するチャクラとそこに結びついている人生の問題に働きかけるように考えられている。シークエンスを通して行ってもいいし、配慮が必要なチャクラに訴えかけるポーズだけを行ってもいい。さらに、心身の回復や瞑想を目的に行う場合は、まず目を閉じて座り、チャクラに結びついている色がチャクラから放射状に広がっていく様を思い浮かべながら、そのチャクラと結びついた音を繰り返し唱えよう。それぞれのチャクラに意識を集中させてポーズを深めるために、ポーズを行っている間はチャクラに結びついた音を繰り返し唱えよう。
神秘体の変化は、心拍数や身長のように測ることができない。自分の内なる経験を信じて、それを感じ、その効果を認識する必要がある。ロンドンでヴィンヤサフローを教えているクレー・ミシガンは、チャクラを踏まえたポーズを4週間続けて、毎回ポーズを行った後にどう感じるか日記をつけることを勧めている。簡単なメモでいいので、エネルギーに変化を感じたら書き留めておこう。「心が落ち着いた」とか、「わかりやすい話し方をするのに役立った」といった感じでいい。このように記録を取っていくと、チャクラに耳を傾けることが、単に体の状態を変える以上に自分を変えていくのに役立つことがわかるだろう。
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