食べることに集中している?マインドフルイーティングを実践して湧き出た食への活力


3. 食事をする時間を特別な時間に演出する
マインドフル・イーティングではなるべく友達や家族といつも同じ時間に同じ場所で食卓を囲むことがおすすめ。大切な人々と他愛のない会話をしながら食事をすることってとても楽しいですよね。
また、一人で食事をする際も時々はおしゃれなカフェにでかけてみたり、食事をする時間に特別感を演出してみると楽しめおすすめ。
4. 旬の食材を口にする
口にする食材は旬のものであれば尚良し!旬の食材は、美味しい上にその時期必要な栄養が豊富に詰まっています。日本のように四季がはっきりしている国では旬の食材を味わえるというのは、食事の楽しみの一つではないでしょうか。
5. 食べ物と繋がる
食べ物を口に運ぶ際、食べ物に対して興味を持っていますか?
マインドフルイーティングでは、食べ物と深く繋がります。深く繋がるというのは、一つ一つの食材の背景を考えるということ。
「この野菜はどこでどういう風に育てられた食材か。」
「どんな人が調理をしてくれた料理なのか。」
最近は、世界的に問題視されているフードロスや食糧危機の影響もあり食のサステイナビリティーも注目を集めています。食の安全性や健康ブームという背景もあり徐々に日本での増えてきた有機栽培の食材なども市場に出回るようになりましたが、生産者の方がどういった思いでこの食材を育てているかなどの背景なども考えながら食べることで、食材への関心が湧き、食べ残しをなくしたり自分の必要な量だけをオーダーする/作る ということに気をつけられますよね。
6. 五感で楽しむ食事
筆者の住むシンガポールには人種のるつぼ。中華系74%、マレー系13%、インド系の割合が9%が占めています。ダイバーシティ環境での食事は、国によってもマナーが違うというのがよく分かります。
例えば、インドの人たちが、食事の際に手でご飯(カレー)を食べるというのは日本でもおなじみかもしれませんが、その理由の一つがインドの人たちは手を使って食材の感触を楽しんでいるそう。
食べ物の楽しみ方は、ただ口に入れて味覚で楽しむだけではありません。手を使って食べ物を食べることは私たちの文化では一般的ではありませんが、口に入れる前に食材に触れて感触や重さなどを確認してみたり、食べ物の形、色、光の反射など視覚で楽しんだり、食べ物の香りを嗅覚を使って堪能してみるなど、食事を色々な方法で楽しんで見て下さい。
「食べる」を楽しむ

3食全てマインドフルイーティングを実践する時間がないという方も、まずは1日1回から始めてみてはいかがでしょうか。
マインドフルイーティングによって、集中力アップや食べ過ぎ防止という効果も期待できます。シンプルな暮らしの中に楽しさや嬉しさを見つけれる方法です。
私たちの身体は食べ物からできています。食べるを楽しんで、自分を大切にして下さいね。
ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。 House of Emma: https://house-of-emma.com/
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く