POSE & BODY
ねじりのポーズが美しく!「内転筋群」を鍛える2つのメソッド
ヨガに役立つ解剖学の知識を中村先生が伝授する連載。テーマは「軸」。重力に対して姿勢を保持するだけでなく、けが予防にも欠かせない軸づくりのポイントを紹介します。
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上半身と下半身の絞りが「回旋軸」をつくる
ねじりのポーズは、上半身と下半身を絞ることで軸ができ、深く安全に行えます。まず上半身を絞るポイントですが、これは胸と背骨です。下の写真のように背骨が丸まった状態でねじり、内腿がゆるんで肘で膝を引き寄せているだけの状態はNGです。詳しく解説していきます。
背骨が丸まった状態でねじるのはNG
背骨が丸まった状態でねじると、つぶれた背骨の部分にストレスがかかります。そうならないためには背骨を真っすぐ伸ばし、腰からねじらないことも大切。背骨の腰の部分にあたる腰椎には可動性がほとんどありません。動かない場所を無理に動かすことは、けがにつながります。
では、どこを支点にねじるのがいいのか。それは胸椎です。胸椎は背骨の五分の三を占め、可動性があります。ねじりでは常に胸を意識するようにしましょう。
内腿がゆるんで肘で膝を引き寄せているのはNG
一方、下半身を絞るポイントは内腿です。両脚の内転筋群を寄せると、体の中心に力が集まります。この力によって背骨が上に伸び、回旋軸がつくられます。1枚目の写真のように、内腿がゆるんで肘で膝を引き寄せているだけだと、この力は働きません。
今回は、内転筋群を鍛えるワークを行って、下半身から回旋軸をつくる練習をしていきましょう。
鍛えたいのは「内転筋群」
太腿の内側にある6つの筋肉の総称。主に脚を閉じる動作で働きます。ねじりのポーズでは、両脚の内腿を中心に寄せることで下半身が絞られ、回旋軸がつくられます。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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