畳の香りが心地よい!天然素材のいぐさの香り豊かなヨガマットの魅力
畳と同じ素材、「いぐさ」でできたヨガマットをご存知でしょうか。天然素材・日本製・こだわりのデザイン…そこに込められた生産者の想いとは?ナチュラル派のヨガ愛好者の中で人気上昇中の畳ヨガの魅力に迫りました。
いぐさとヨガの出会い
現在のヨガマットが普及する前は、畳の上や畳にバスタオルなどを敷いてヨガを行っていた時代があります。もともとヨガと畳は相性のよいものでしたが、ヨガマットやフローリングのヨガスタジオが広まったことで、その姿を見ることは少なくなりました。そんな時代に生まれたヨガと畳の新しい融合のカタチが「畳ヨガ」(ヨガマット)です。一般的な畳の原料である「いぐさ」は、熊本を中心に九州地方での生産が盛んです。そのいぐさの学名、「Juncus effusus」の「juncus」には、「結ぶ」という意味があります。yogaの語源と言われている「yuj=つなぐ」を思い起こさせます。また、いぐさもヨガも太古の昔にインドで生まれたもので、遥か昔からのつながりも感じずにはいられません。
畳ヨガが生まれたワケ
いぐさは、森林浴の癒しの香り、汗臭の消臭、綿の約2.5倍の吸湿力、汚れにくい、栽培することで1haあたり約6.5トンのCO2削減をするなど、健康にも環境にも非常に良い効果をもっています。そのため、昔から畳やそのほかのインテリアアイテムにも重宝されてきました。しかし、近年の住宅の洋風化に伴い畳の部屋が住宅からなくなり、年々いぐさの利用や栽培が減ってきました。そんな背景の中、「1400年にわたり日本人に親しまれたいぐさの機能を発揮できる用途がないか」という想いから生まれたのが畳ヨガ(ヨガマット)なのです。
畳ヨガの特徴
日本製のいぐさをカラフルに染め、職人が1つ1つ丁寧に織り上げている畳ヨガは、見た目にも目を引きますが機能性もとても優れています。
・弾力性、耐久性がある
・天然素材でゴムアレルギーなどの方にも安心(裏面にはPVCが使用されています)
・いぐさの香りが心地よい
・通気性が高く汗をかいてもすぐ乾く
・ヒバエッセンス配合で高い抗菌&消臭力
特に、エコや天然素材にこだわりたいけど、天然ゴムの臭いが苦手であったり、ゴムアレルギーの方には嬉しい特徴がたくさん。さらに、シャバアーサナの時にほのかに香るいぐさの香りは、リラックス効果も抜群です。
インテリアにもなるデザイン
掛け軸にもなりそうなお洒落なデザインも特徴の1つ。床に敷きっぱなしでもインテリアになじむため、ラグ’のような使い方もできます。綿よりも2.5倍の吸湿力があるため、お子様の昼寝スペースなどにも活用されているそう。
Instagram:@tatamiyoga.jp
天然素材で環境にも自分にも優しい畳ヨガのヨガマット。全7柄、11パターンの中からお気に入りの1枚を見つけてみて。
ライター/伊藤香奈
ヨガビジネスアドバイザー、ヨガインストラクター、ヨガライター、会社員。ハワイで全米ヨガアライアンス200時間を取得後、ヨガマットブランドにて新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年にヨガインストラクターのビジネスサポートを行う「ヨガビジネスアドバイザー」とヨガライターの活動をスタート。ヨガインストラクター向けビジネス講座を毎月開催している。Instagram:@itokana45
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