明日の朝からスタートできる!寝ても取れない疲れ「朝ダル」を克服するルーティン


少しずつ秋へ向かう、季節の変わり目になりました。とはいえ、まだまだ暑い日もあり、日々の疲れが溜まっている人もいることでしょう。睡眠時間はちゃんと確保できているのに、なぜか朝から怠いし、疲れている…。そんなことはありませんか?いわゆる「朝ダル」状態を抜け出す秘訣を紹介します。
朝ダルの原因
規則正しい健康的な生活を継続できれば、寝起きもスッキリのはずですが、慌ただしいストレス社会に生きる現代人にとってはなかなか難しいこと。朝スッキリしない、「朝ダル」の原因とは?どんなことが考えられるのでしょうか?まずは原因解明から始めてみましょう。
1.睡眠の質
十分な睡眠時間は、ライフスタイルや年齢など、人によっても異なります。睡眠時間は多すぎても、少なすぎるのと同じように疲れを引きずる原因になります。また、寝苦しいと夜中に何度も目が覚めてしまうもの。ベッドに入っている時間が長くても、睡眠が妨害されて熟睡できてない可能性もあります。睡眠時間より、質が問題です。
2.夕食
夕食の摂り方を振り返ってみましょう。暑いし、疲れているからと言ってビールとつまみだけで終わらせてしまうのはNGです。エネルギー不足で疲労回復できず、疲れを引きずることに繋がります。また、寝る直前や遅い時間のこってりした食事は、容量オーバーで内臓にかかる負担大。消化不良が全身の疲労となって翌朝に影響する可能性もあります。
3.ストレス
ストレスは万病の素と言われるように身体と心にダメージを与えるもの。特に会社や仕事に対するストレスがあり、「仕事に行きたくない!」という想いがあると、当然のことながらスッキリ目覚めることは難しいもの。荷が重すぎる仕事や、職場環境、人間関係、人事異動による変化など、たとえ一時的だったとしても、ストレスは寝不足や食慾不振など生活のリズムや自律神経のバランスを乱し、「朝ダル」の原因となります。
朝ダルを解消する方法
朝スッキリ目覚めるためには、体内時計を整え、自然に活動の準備ができるようにする必要があります。スッキリ目覚めるための朝の過ごし方を紹介します。一連の流れの中で少しずつスイッチを入れましょう!朝の過ごし方をちょっと変えるだけでも、夜眠りに就くまでの1日に変化がでてきます。
1.起きる準備
目覚ましが鳴ったらまずは一呼吸。すぐに身体を起こすのではなく、起きる準備をしましょう。ヨガのシャヴァーサナから起き上がる時を思い出してみて。何度か瞬きをして目の中に光を入れ、布団の中でゴロゴロしてみましょう。起きる準備が整ったら手足を伸ばして軽めのストレッチを!
2.太陽の光
ベッドから起きたらまずカーテンを開けましょう。太陽の光を浴び、身体に朝が来たことを教えてあげて!体内時計を整えるにはセロトニンの分泌を促す朝日を浴びることが大切で、睡眠の質を上げ健康的な生活のリズムを作るために欠かせないことです。
3.コップ1杯の水
寝起きの身体は思っている以上に乾いているもの。水分を補給しましょう。お水か白湯など糖分のないものがベストです。乾いた身体を潤すだけでなく、目覚めにコップ1杯の水を摂ることは、胃腸によい刺激を与え、内側からスッキリと身体を目覚めさせてくれる効果あり!
4.熱めのシャワー
朝のシャワーもまた身体を目覚めさせるのに効果的です。夜の入浴はぬるめのお湯がおススメですが、朝は交感神経のスイッチを入れるために少し熱めのシャワーにしてみましょう。浴室から出る時には活動的になるスイッチもONになっているはずです。
5.朝食
爽やかな朝日を浴びながら朝食を摂りましょう。食事と一緒にコーヒーを飲むもよし。朝のカフェインは1日を元気に過ごすためにもおススメです。また、炭酸水のシュワシュワした刺激も効果的。朝食は1日のエネルギーの源です。脂質や糖質に偏らず、できれば栄養バランスのよい朝食を摂るように心がけてみて!
6.ながら運動
身支度を整えながらのストレッチや、メイクしながら顔ヨガや鏡の前で笑顔の練習をするのもおすすめです。また、歯磨きしながらつま先立ちやスクワットなど、簡単な運動も取り入れてみて!時間がない人でもできるのが「ながら運動」のよいところです。適度な運動で、更に交感神経を優位にしましょう。もちろん余裕があれば朝食を摂る前にヨガやウォーキングを取り入れてみてもいいでしょう。ストレスにならない程度に活動モードへのシフトチェンジを!
自分なりのルーティンを作ろう
早起きや朝活が健康的なことは誰でも知っていることですが、大切なのは自分に合う方法かどうかです。無理やりルールを作るのではなく、自分に合うことを見つけて朝のルーティンにしてみましょう。朝は基本的にだれでも辛いもの。自分だけが辛いわけではないのです。また、朝のルーティンが思うようにいかない日があるのも普通のこと。ヨガの教えを思い出し「○○しなきゃいけない!」と決めつけないで!自らストレスの素を増やさないように、「まあいいか。」と多めに見る目を持ちましょう!自然に「朝ダル」が解消され1週間後、1カ月後には何かが変わっているかもしれませんね。
ライター/須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にフィットネスクラブ、ホットヨガ、ヨガスタジオ、オフィス出張など多くの場でレッスンを実施。リストラティブヨガからパワーヨガまで、静と動のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと同様にアロマを伝える活動も行なっている。RYT200取得/フェイシャルヨガTT/骨盤底筋トレーニングヨガTT/リストラティブヨガTT/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト
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