摂り方で効能が変わる!?アーユルヴェーダ的「辛味」とのつきあい方

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摂り方で効能が変わる!?アーユルヴェーダ的「辛味」とのつきあい方

HIKARU
HIKARU
2019-08-04

ヨガ講師でアーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。今回のテーマは「辛味とのつきあい方」について。

辛味とのつきあい方

夏限定のメニューには、スパイスをきかせた味付けが多く出回りますね。アーユルヴェーダでは、「甘酸塩辛苦渋」という6つの味を食事の中でバランス良く摂ることを推奨していますが、今回は「辛味」のより良いとり方を紹介します。

辛味とは

「舌と接触したときに刺激感あり、針で刺すような痛みを与え、口と鼻と目に灼熱感をあたえ、唾液などを分泌させる。」これが辛味であると、アーユルヴェーダの古典書には書かれています。

まず、ご飯やうどん、パン、野菜、果物といった食事の中心であり体との適合性を持ち、体を作る代表的な味は、「甘味」です。そして、それらの食材を美味しくいただくために、調理をする際には味付けをします。食物に風味を与え、食事に欠かせない調味料の代表は、「塩味」です。そして、今回のテーマである「辛味」は、食事に刺激をもたらす代表的な存在なのです。

そもそも刺激は、生体に作用して、その状態を変化させ、なんらかの反応を起こさせることですし、物事の動きを活発にさせるきっかけとして、外から作用することです。私たちの人生にチャレンジや、おもしろみを与えてくれる刺激を持つ味だからこそ、激辛に挑戦などの勝負事に使われる味は、いつも決まって「辛味」なのですね。

辛味の効果と副作用

辛味を適度に摂ることによって、「口の浄化、消化力増進、食べたものの水分を除去する、鼻水や涙の分泌、感覚器官を鋭くする、老廃物を除去する、味覚を増す、寄生虫除去、経路の通りをよくする」など、刺激を有効活用できます。しかしながら摂り過ぎてしまうと、「性力減退、錯乱、疲労、倦怠、痩せる、失神、憔悴、めまい、喉の灼熱感、熱、体力の減退、喉の渇き、炎症、震え、手・足・脇腹・背などに痛みをを生じる」といった不調を起こす可能性があるので、量やタイミングを気をつけたいところです。

「辛味」を適切に摂ろう

「辛味」は、ピッタ(火のエネルギー)とヴァータ(風のエネルギー)に関わりが深い味ですから、ピッタを蓄積しやすく、体力や消化力が一年で一番低下する夏には、実はとり方を気を付ける必要がある味なのです。

まずは量をほどほどに、ピリ辛程度にしましょう。特に唐辛子は、味覚だけでなく、消化段階でもその刺激は続き、後の排泄時にも刺激が残るほど強いものです。そこでおすすめしたい食材は、「ショウガ」です。消化力や精力をアップし、味覚や声を良くし、毎日とるべき有益な食材であると考えられています。細かく千切りにするとマイルドに、すり下ろすとやや強く、下ごしらえによって刺激の強度を調節できます。食事と共にとることもできますが、食欲不振が続くようならば、食事の20分前くらいにショウガ一切れを先に食べておくと、消化力のブースターとなってくれることでしょう。

そしてもう一つは、「長コショウ」。辛味の中では特殊な効果を持つ食材で、沖縄では島コショウとして昔から馴染みが深いスパイスの一つです。ピッパリー、ピパーツ、ピパーチ等とよばれることもあります。辛味を取りすぎるとピッタを増大させ、精力の減退や皮膚に問題を起こす可能性もある中、この長コショウは逆に、精力促進、強壮効果、皮膚病、便秘、脳の働きなどにも良いと考えられていいます。

薬味がついてくる料理を思い浮かべると、実はほとんど消化が難しいものであることが分かります。生魚にはワサビやショウガ、天ぷらにはショウガや大根、冷やっこにもショウガやネギなど。この夏、食事を美味しくし消化を助けてくれる辛味は、ピリ辛程度を守って、夏の味覚を楽しみましょう!

ライター/HIKARU
アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社)

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