アラフォーヨガ初心者!本田ゆうすけのインド修行記【ヨガの聖地へ行ってみよう後編♯21】

 アラフォーヨガ初心者!本田ゆうすけのインド修行記【ヨガの聖地へ行ってみよう後編♯21】
本田ゆうすけのインド旅行記
本田雄介
本田雄介
2019-07-06

アラフォー体ガチガチのヨガ初心者、本田ゆうすけさんが本場インドでRYT500を取得するまでの波乱万丈!?エピソードをお届けする人気連載。今回は、ヨガの聖地リシケシへ行ってみます。 隔週土曜更新。

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スケジュールの間を縫って向かったのは、ヨガの聖地と言われる‟リシケシリシケシュ)”。様々なヨガの流派が混在し、アシュラム(修行場)が立ち並び、世界中からヨギー・ヨギー二たちが集まる場所。ヒンドゥー教の聖地でもあります。

観光地化が進んでいるとはいえ、インドローカルの生活感や伝統的な風習は色濃く残ったまま。現地ならではのお土産屋もたくさんあって、ヨガをやっていない人でも楽しめるところです!

そんなリシケシはガンジス川上流の北インドにあります。道中、乗り継ぎで立ち寄ったデリーでは詐欺コンビに狙われたり、リシケシに向かうタクシーでは途中下車させられそうになったり。インドならではの体験も、ネタにしてしまえばあとは良い思い出。そんなこんなするうちに、ようやくリシケシに到着しました!

リシケシと一言でいってもかなりの広範囲で、いくつかエリアも分かれています。車を降りたところから少し歩くと、大きな吊り橋があり、各エリアをつないでいます。橋の対岸が、外国人も含めて特に賑わっているエリア。眼下にはガンジス川、山々に囲まれたリシケシの町並みを眺めながら渡ります。この橋、たいして幅もないのに、牛やバイクも通ります。橋の上で渋滞が起きることもしばしば。

リシケシといえば、吊り橋!
リシケシといえば、吊り橋!

インドではお馴染みの、クラクションが鳴り響く音、我が物顔で観光客を見下ろす猿。焦点の合わない目をした欧米人が、牛に顔をベロンベロン舐められていたりします。常人なら臭くて耐えられないでしょう、ヨガを深めすぎたのでしょうか。あまり関わらない方が良さそうです(笑)。

橋の上でお猿さんと
橋の上でお猿さんと

この日は朝6:30の電車に乗って、リシケシにたどり着くまで約6~7時間。お腹もぺこぺこです。まずは橋を渡った先で、昼ごはんを食べることに。カフェレストランもたくさんあって、ガンジス川の流れや橋の上を行きかう人々を見ながら、のんびりすることができます。基本的にはリシケシは菜食ですが、メニューも豊富で美味しいものが多いです。長期滞在しても苦にはならないでしょう。この日はキノコピザ、インド風中華焼きそば(?)などを注文しました。

ランチ。インドっぽさゼロ
ランチ。インドっぽさゼロ

ラッシーを飲んで束の間ぼーっと川を眺めていましたが、今回は1泊2日の弾丸旅行。夜にはリシケシを離れて、列車駅のあるハリドワール市内へ戻り、翌日再びデリーへ向かわなければいけません。食後慌ただしくカフェを出て散策しながら、ヨガのドロップイン(飛び込み参加)できるところを探して歩きます。

カフェからのガンジス川ビュー
カフェからのガンジス川ビュー

しかしまぁ、歩いているだけで楽しい!インドならではの独特な色使いをした建造物、ヒンドゥー教のお寺や像、もちろんお土産屋さんもたくさんあります。ヨガのレッスンで使う‟ティンシャ”や‟シンキングボール”なども種類が豊富。散歩だけで2~3日潰せちゃいます。

インドの魅力は、完壁ではないところ。近代化しながらも、整備の行き届かない道路。動物たちと人が混在し、常に漂うなんかよくわからない臭い。せっかく綺麗な景色が広がっていても、あたりで鳴り響く騒音の数々。どこか親しみがあり、残念なところがチャームポイント。個人的には、ディ〇ニーランドの対極にあたる魅力を持っていると思います(^^) リシケシでも、それは同じ。

ぶらぶら歩きながらヨガ教室を物色。そのうちの一つ、「アシュタンガビギナー」クラスに参加することにしました。

アシュラムにて。眺めも良いです
アシュラムにて。眺めも良いです

先生はもちろんインド人ですが、つい最近まで日本でも教えていたとか。ここの先生・生徒たちは、上下とも白タイツっぽい服装が特徴的。レッスンは、近代のアシュタンガヨガで行われる太陽礼拝をベースにしたもの。やったことのない‟ジャンプイン”‟ジャンプバック”も挑戦し、そもそもがヨガビギナーのアラフォーには、なかなかしんどい内容でした。

そんな中でも印象的だったのは、先生のカウント方法。ヨガのレッスンでは、ポーズを何秒かキープすることがあります。このレッスンでも、ポーズをキープしたまま「ワーン」とカウントが始まったのですが、問題は次の「ツー」がめっちゃ個性的なこと。予想していた「トゥ~」ではなく、「テュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウ~~~~~~~~~~」と、ねっとりとした、しかもワンより明らかに長いツーの襲来。

笑かしにきてるのかと疑うほどの個性的カウントです。太陽礼拝は決まった流れを繰り返すので、同じポーズも繰り返されます。キープするポーズが近づくたびに、自然と顔がにやけてきてしまいます。笑いをこらえながらのアーサナはタパス(苦行)です。集中しきれないままレッスンが終わってしまいました。

先生はしっかり修行を積んだ素晴らしい方です。イジってすみません(^^;

ドロップインしたレッスンの先生
ドロップインしたレッスンの先生

レッスンが終わった頃には、もう夕方。

ガンジスの夕日。上流なので水もキレイ
ガンジスの夕日。上流なので水もキレイ

名残惜しいですが、そろそろ市街地に戻らなくてはいけません。リシケシにはヨガだけでなくアーユルヴェーダなど様々なジャンルを学ぶ場があります。朝・夕にガンジス川で行われるお祈りの儀式、聖典の中で語られる場面を再現した壁画やモニュメント。インドの世界観に浸かるにはもってこいの、時間のあるときにゆっくり来たい場所です。

さて、帰りはオートリクシャ(自動三輪)を捕まえてハリドワールまでゴトゴト揺られること1時間半。運転手がぼったくろうともせず、しっかり目的地まで行ってくれるだけで有難い(笑)。ホテルにチェックインして近場のレストランで夕食をとり、一か月半ぶりにお湯の出るシャワーを浴びて湯舟に入り...この辺は疲労と眠気で記憶もぼんやりです。いつの間にかベッドで眠り込んでいました。

翌日もまた早朝から電車に乗り込んで、デリーへと戻ります。これにてリシケシ弾丸旅行は終了!

次回、いよいよ日本帰国。その前に、デリーでの街ブラのお話もできればと思います。
それではまた。NAMASTE‼
本田ゆうすけ

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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