ボディメイクに有効な「タンパク質」の摂り方は?【特別対談】

ダイエット中はカロリーを控えたい一心で、肉や魚を食べずタンパク質を必要以上にカットしがちです。でも、健康面を考えると非常に危険なこと。栄養素の働きをきちんと理解したうえで、良質なタンパク質を適量摂ることが美しく健康に痩せる秘訣です。一日に必要なタンパク質を手軽に摂れるプロテインレシピもぜひ参考にして。お話を聞かせてくれたのは、ヨガインストラクターで日本食文化栄養協会理事長の菅井悦子さんと、食育や栄養学に精通し同協会の理事でもある根本美穂さんです。
タンパク質は健康で美しい体を作る必須材料。ただし過度な制限は禁物
根本さん(以下、根本) 悦子さんは、普段からプロテインでタンパク質を上手に補給していますね。ところでタンパク質の役割はご存じですか。
菅井さん(以下、菅井) 筋肉、骨、髪の毛、爪、皮膚……。すべてタンパク質でできていると学びました。タンパク質は体内で消化酵素によってアミノ酸に分解・吸収され、再合成されて体を作る「材料」になるんですよね。
根本 はい!タンパク質は、私たちが生きていくうえで欠かせない栄養素です。爪が折れやすい、髪がパサつく、肌がカサカサする……。このような悩みはタンパク質不足からきています。ホルモンの合成にもタンパク質は不可欠なので、現代女性に多いホルモンバランスの乱れもタンパク質不足が原因。悦子さんは、1日に最低限必要なタンパク質の量を知っていますか。
菅井 「体重×1グラム」ですよね。その数字を基準にして、トレーニングをした日は多めに摂取するように。私はその日の過ごし方に応じて摂取量を調整しています。
根本 それは理想的。でも仕事と子育てに忙しく、食事バランスを気にするのは大変では。簡単にタンパク質を摂れる方法はありますか。
菅井 私はタンパク質の純度が高いソイプロテインを料理にも使っていますよ。水を加えてそぼろ状にしたソイプロテインをフライパンで炒めて、パスタや焼きそばに混ぜるとお肉のような食感に!罪悪感なく食べられてお腹は満足、何より効率的ですよね。プロテインレシピは子どもが大好きなので家族みんなで食べています。
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