おやつは太る?ストレスなく痩せるための「間食のコツ」【特別対談】

 おやつは太る?ストレスなく痩せるための「間食のコツ」【特別対談】
Shoko Matsuhashi

小腹が空くとつい甘い物に手が伸びてしまい、やめられない間食がダイエットのストレスになっていませんか。そんな人は、間食=甘い物という考え方を見直してみましょう。間食を上手に利用して健康的な美ボディを維持している、ヨガインストラクターで日本食文化栄養協会理事長の菅井悦子さんと、食育や栄養学に精通し同協会の理事でもある根本美穂さんに聞く、目からウロコの間食のアドバイスに耳を傾けて。

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栄養不足をカバーする「補食」としての間食はいいこと尽くし

菅井さん(以下、菅井):私は必ずしも間食が悪いとは思いません。むしろ間食を上手に取り入れて食事の食べ過ぎを防ぎ、血糖値のコントロールを行っていますよ。

根本さん(以下、根本):間食をする時はどんなことに気をつけていますか。

菅井:血糖値が急降下すると、強い空腹感を覚えて食べ過ぎてしまいます。それを防ぐには血糖値を上げ過ぎないことがポイント。だから私は、単糖類の砂糖や果糖が入った間食は控えます。その代わりに、不足しがちなタンパク質を補うプロテインを飲んでいるんです。私にとっての間食は、「足りない栄養素をカバーする補食」。太るカニズムを学んで以来、間食は食べたい物より足りない物を選ぶようになり、3時のおやつにチョコレートやケーキを食べる習慣が改善されました。

菅井悦子
「おやつは、不足しがちなたんぱく質補給として息子とプロテインを飲むことも」/Photo by Shoko Matsuhashi

根本:間食=補食という考え方は、とてもいいですね。本来「おやつ」とは、午後2時~4時を指す「八つ刻(やつどき)」という意味。昔の人はこの時間に小腹を満たす食事を摂っていたので、おやつと言うようになったんです。間食が甘い物である必要はないという、悦子さんの考え方は正しいです。

菅井:ありがとうございます!私は3~4時間おきにプロテインを飲んでタンパク質を補給するんですよ。常に活動している体にはエネルギーとなる「材料」が必要。その材料が欠乏すると筋肉や骨を分解して必要なエネルギーを作ろうとする。そうならないために、食事の間隔が長い昼食と夕食の間に栄養補給を心掛けています。

根本その考え方も正しいです。食事の間隔が5時間以上あくと体は飢餓スイッチが入り、空腹を満たそうとして一気に食べてしまい血糖値は急上昇……。昼食と夕食の間の正しい間食は、食べ過ぎ防止になりますよ。

根本美穂
「間食が甘い物である必要はないんです、補食として考えてみて」/Photo by Shoko Matsuhashi

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photos by Shoko Matsuhashi
hair&make-up by Yusuke Kato(LINX)
text by Ai Kitabayashi



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