糖質制限 vs カロリー制限、どっちのダイエットが効果的?米国代替医療協会の考えとは

糖質制限 vs カロリー制限、どっちのダイエットが効果的?米国代替医療協会の考えとは
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小山陽子
小山陽子
2018-07-01

今では一般的なダイエットとなった糖質制限。でも、いまだにカロリーも気にしていませんか? どちらのダイエットが効果的なのか解説します。

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糖質を摂りすぎると、体は栄養不足になる?

「結局どっちが正しいの?」と思っている人も多い、糖質制限(ケトジェニックダイエット)とカロリー制限(ローファットダイエット)。筆者が勉強しているIIN(米国代替医療協会認定ヘルスコーチ )のMark Hyman氏の見解をご紹介したいと思います。一般的に、ヤセるためにはカロリー制限と運動が必要と言われています。摂取カロリーと消費カロリーのバランスで、消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、ヤセるという理論です。これもある意味、正しい意見です。ですが、カロリー制限をするともっとお腹が減って食べ過ぎを招き、結果として太るとMark氏は言います。

男性を2つのグループに分けたダイエットの実験を紹介しましょう。一方のグループAは、脂肪60%、炭水化物10%、たんぱく質30%の食事を摂り、もう一方のグループ Bは、脂肪20%、炭水化物60%、たんぱく質20%の食事を摂りました。AとBの大きな違いは、脂肪の量と炭水化物の量。摂取カロリーは同じです。結果は、

Aは、300kcal消費カロリーが増えた。

Bは、新陳代謝が鈍くなった(太りやすくなった)。


ほかにも、ラットを2つのグループにわけ、Aには糖質の多いエサを与え、Bには通常のエサを与えた結果(カロリーは同じ)。

Aのラットの体脂肪が70%増加した。

似たような研究がいくつかあり、糖質が多い&ローカロリーのエサ vs 通常のエサで比較しても、糖質が多いエサの方が体脂肪が増えたそう。それほど、糖質は体に脂肪を溜め込む力が強いのです。カロリー制限ダイエットが効果的でないことはいくつもの研究で証明されています。

“Overeating is driving by the loss of metabolic fuels that are sequester in the adipose tissue. That’s like the vacuum cleaner effect.”

これを訳すと、

“食べ過ぎは、脂肪組織に取れた分の代謝燃料によって駆り立てられる。掃除機みたいな効果です。”

直訳すると変な感じになりますが、まとめるとこういう感じです。
糖質をたくさん摂る → インスリンが出る → 脂肪細胞が溜め込む → 体は栄養不足 → お腹が空く → 食べ過ぎる
そして、食べ過ぎると血糖値が上がり、インスリンが出てという悪循環に。特に、砂糖や小麦の糖質は、中毒性があるので、もっともっととなるんですね。「食べ過ぎ」は、自分の意志だけでコントロールするのが難しいのがわかります。
こういった食べ過ぎを予防するためには、食べ物を自力で我慢するのが正解でも、運動が正解(必要だけど)でもありません。Mark氏は糖質制限だと言います。ちなみに、ある女性は、10日間食べ物を変えただけで、体重が減少、頭痛、くすみ肌、うつ症状といった不調もなくなったそう。こんなに早く症状が改善する薬はない、食べ物だけ。

“That literally change your gene expression with every single bite of food.”


“あなたの遺伝子は、文字通り食べ物をひとくち食べるごとに変わる。”

糖質を抜くのではなく「制限すること」が重要

ここまでがっつり糖質について語られると「糖質不要!」と思いがちですが、これらは糖質制限であって、糖質抜きではないのも重要。糖質は、体の必須栄養素なので必要です。小麦ではなく、米や玄米を食べるなどして賢く&続けられる糖質制限ライフを送りましょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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