誰にでも簡単にできる筋膜リリース|おさえるべき7つのラインとは
筋膜「7つのライン」を使って柔軟性を高めよう
全身の筋膜はいくつかのつながりに分かれていて、グループごとに名前がついています。ここでは、浅後線、浅前線、深前線、機能線、ラセン線、腕線(浅後腕線・深前腕線)を紹介します。
浅後線 Superficial Back Line
浅後線は、足から頭まで体の後面を結ぶ筋膜ライン。ハムストリングもこの中に含まれるので、前後開脚の前脚が伸びにくいときは、このラインをリリースすると開脚が深まります。
浅前線 Superficial Front Line
体の前側にある筋膜ラインで、足の指先から骨盤と、骨盤から頭蓋の横へ続く2つの部分をつないでいます。ここをゆるめると、腹直筋や大腿四頭筋など体の前側の大きな筋肉が伸び、後屈が深まります。
深前線 Deep Front Line
深前線は足から頭蓋までをつなぐ筋膜のつながりで、体の中心・深層部を通っています。下半身では、足、膝裏、内腿の筋膜をつないでいるので、左右開脚で鍵となる内転筋の柔軟性を左右します。
後機能線 Back Functional Line
深前線は足から頭蓋までをつなぐ筋膜のつながりで、体の中心・深層部を通っています。下半身では、足、膝裏、内腿の筋膜をつないでいるので、左右開脚で鍵となる内転筋の柔軟性を左右します。
ラセン線 Spiral Line
後頭骨下部から体をラセン状に取り巻く筋膜ラインです。股関節を跨ぎ前脛部までつながっているので、腿の付け根の硬さがあるときにラセン線のどこかをリリースすることで前後開脚が楽になります。
浅後腕線 Superficial Back Arm Line
腕線は前・後・浅・深の4つがあり、いずれも肩を通ります。浅後腕線は、僧帽筋、三角筋から、手首の伸筋群につながる筋膜。そのため、手首を動かすことで肩まわりをゆるめることができます。
深前腕線 Deep Front Arm Line
深前腕線は、胸の深層筋である小胸筋から親指までつながる筋膜ラインです。肩甲骨の烏口突起もこのつながりに含まれるので、肩甲骨の動きを出したいときは、このラインをリリースしましょう。
体の動かし方別!ゆるめるべきポイント
後屈や前屈など、体の動かし方別に、ゆるべるべきラインがあります。足の甲を伸ばすなど簡単なアプローチ法で柔軟性は劇的に変化!ぜひ感じてみて。
教えてくれたのは...峯岸道子先生
Body&MindYogaスタジオ代表。フィジカル的アプローチを得意とし、「すべての人のためにヨガはある」という思いのもと、肩甲骨ヨガ、背骨メンテナンスヨガ、ヨガ棒など独自のメソッドを多数開発している。
モデルを務めてくれたのは...伊藤ニーナさん
雑誌『GINGER』(幻冬舎)、『CLASSY.』(光文社)などのファッション誌で活躍中。「TOKYOGIRLSCOLLECTION」など大型ファッションイベントにも多数出演している。Instagram⇒@ninaitoh
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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