自意識過剰を乗り越えよう|自分を受け入れるためのヨガ

Chris Fanning

自意識過剰を乗り越えよう|自分を受け入れるためのヨガ

私の自意識過剰にさらに輪をかけたのは、愛する両親だった。彼らは公民権運動の最中に南部で育ち、非常に保守的だった。黒人女性の体を性的に表象しすぎる世界から私を守るために、ショートパンツをはくことを決して許さなかった。私は自分の長い手足を喜ぶ代わりに、ますます体型を恥じるようになった。頭の中はネガティブな独り言でいっぱいになった。最終学年の時、私は白人の男友達とプロム(ダンスパーティー)に行った。その後、彼の友人たちは、彼が黒人をデート相手に選んだためにいっさい口をきかなくなった。私は自分という人間のすべてが嫌になるまで、自己嫌悪を募らせた。

メイヨー・クリニックによると、身体醜形障害の症状としては、完璧主義、常に人と外見を比べる、自分を醜くしている欠点があると強く思い込む、それゆえ特定の社交場面を避ける(私の場合は人前で水着やショートパンツを身に着けること)、外見を気にするあまりに社会生活や仕事、学校、その他の場面で苦難や問題を起こす、外見を何度も確認して安心を求める、などがある。いつしか私はこれらすべてのボックスにチェックを入れる状態になっていた。

私の祖母は、私が「黒人としての経験」を積むことを望んでいた。そのため大学はバージニア州の黒人生徒の多い名門私立大学に入学した。ある意味、楽にはなったものの、私は孤立していた。それでも自分だけが人と違うという状況でなくなったのは救いだった。長い三つ編みもやめて、自然なままにアフロにしたり、ドレッドロックスにして背中に垂らしたりした。たぶんそれは、何年にもわたってまわりに合わせてきたことへの反動だった。人気者の派閥にはまだ入れていなかったが、私は少しずつ自信をつけ始めていた。1年生の締めくくりには、憧れのハンサムな上級生のいるフラタニティパーティーに行けることになった。それまで彼は私の存在にすら気づいていなかった。もううれしくてたまらなかった。私は必死になじもうとして、初めて大量のお酒を飲みまくった。結局、女友達と楽しく過ごすはずだった夜は、悲惨な性的暴行で幕を閉じた。

私は体と自尊心への自信をすっかり失い、現実から逃れるためにジムに通った。そして、とりつかれたように何時間もトレーニングを続けた。私の魂は助けが必要だと知っていた。この時の私は孤独と葛藤の中にいた。私はずっと、黒人女性はこんな問題とは無縁だと信じていた。曲線的な体は称賛され、嫌われることはない。それでも私にとってはやせているほうが幸せだった。

1年生が終わった後の夏休み中は、感情を発散できるジムがなかったので、ほかの方法で気持ちをコントロールする必要があった。私はどか食いをして、食べたもの全部を吐くようになった。思春期の間ずっと続いている感情の乱れに対処するための新たな方法だった。だが私の中の小さな声がもうやめて、と懇願していた。そしてついに私は父に助けを求めた。翌日、私は摂食障害の専門医に会った。間もなく私は入院し、厳しい治療が始まった。徐々に回復するにつれて、呼吸が大事な要となった。食事をした後に吐きたい気持ちに襲われたときは、呼吸を使って気持ちを鎮めるようになった。

Story&sequence by Sara Clark
Photos by Chris Fanning
Model by Sara Clark
Styling by Sarah Parlow
Hair&make-up by Elisa Flowers/Berns tein&Andriulli
Translation by Sachiko Matsunami
yoga Journal日本版Vol.61掲載

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