体が硬い人必読!プロップス(補助具)を使った方がいい3つの理由

 体が硬い人必読!プロップス(補助具)を使った方がいい3つの理由
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伊藤香奈
伊藤香奈
2019-05-08
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例2 三角のポーズ

三角のポーズは、下半身を力強く使いながらエネルギーを全身に巡らせるとてもパワフルなポーズです。柔軟性や下半身のパワーに不安がある方は、下に伸ばしている方の手の下にブロックを置いて、上半身を支えるサポートにしましょう。全体が大きく広がるからこそ、下半身の強化、体側へのストレッチ、胸を開いて呼吸が深くなるなどといったポーズの効果を得やすくなります。無理すると、こんなことがあなたの中で起こっています。

三角のポーズ
やり方はこちら

1 足裏や腰回りの柔軟性と力強さがない中でポーズを深めようとすると、エネルギーの通り道が曲がってしまい、うまく通りません

2 本来は心地よくあるべき首回りや肩周りが苦しく、呼吸も入ってきません(呼吸が浅くなる)

3 胸が開かない状態で目線だけ上を向けると、首に負担がかかりケガにもつながりやすくなります

プロップスは、インストラクターのアジャストと同じ

ブロックやブランケットヨガベルトやボスルターといったヨガプロップスは、できないポーズを補助するという意味合いではなく、インストラクターがハンズオンのアジャストをするのと同じく、正しい方向へ導いてくれる頼もしいサポーターです。例えば安楽座で補助を使って座ると、呼吸が深く入り、無駄な緊張がとれ、筋肉がほぐれやすくなります。柔軟性が欲しいと思う部位に呼吸が送りやすい体勢のため、柔軟性をあげることにも役立つのです。これは、安楽座だけでなく全部のポーズにいえることです。

インストラクターに相談してみよう

インストラクターの好みや流派によっては、プロップスを使わず、使わないでもできる範囲にポーズの深さを自分で調整することを勧めている場合もあります。それもまた、自身の内観につながりヨガを深めることになります。プロップスを使うのが正しい、使わないのが正しい、と両極な選択肢があるわけではなく、ご自身の体に合わせて無理をしないことが何よりもヨガ上達や柔軟性アップのキーになります。今日から少し意識を変えて、賢く前向きにプロップスを使ってみてくださいね。

ライター/伊藤香奈
2012年、全米ヨガアライアンス200時間を取得。新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成、輩出する。2017年に、セミナー講師、ヨガインストラクター、ヨガワークライフコンサルタント、ヨガインストラクター向けキャリアアドバイスセミナー講師として独立。

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